課題番号2021009
研究課題
亜急性期脳卒中後上肢麻痺の学習性不使用の予防に対するアプローチ
研究責任者
名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院 第1リハビリテーション部 作業療法科 作業療法士 庵本直矢
研究組織
第1リハビリテーション部 作業療法科 作業療法士 柏木晴子 池場奈菜 小林直樹 渡邉史織 服部峻士
研究期間
開始:2021年11月24日 終了:2023年3月31日
対象者
対象は、当院に入院した患者さんの中で以下の適応基準に該当する方々です。
- 2019年6月~2021年6月の間で当院に入院した初発の脳卒中患者
- 上肢麻痺を呈した方(Fugl-Meyer Assessment>10点、手指自動屈曲が可能)
- CI療法を提供開始した時点で発症から3カ月未満の方
- CI療法を1日40~80分、週5日、6週間以上受けた方
- 認知機能が保たれている方(Mini-Mental State Examination≧24点)
利用する情報
- 基本情報(年齢・性別・利き手・疾患名・発症日・既往歴)
- 上肢機能評価結果(Fugl-Meyer Assessment、Motor Activity Log-14)
- 認知機能評価結果(Mini-Mental State Examination)
情報の管理
当事業団の個人情報の保護に関する規定に従って管理を行います。
研究目的
本研究の目的は、亜急性期におけるCI療法をベースにした作業療法が麻痺手の回復に関連する学習性不使用を防ぐことができるかを調査することです。
研究方法
1.データの取得方法対象となる方のデータ(データ内容は上記の利用する情報をご参照ください)を電子カルテから取得します。
2.解析方法
- Fugl-Meyer Assessment、Motor Activity Log-14について、入院時と退院時の差を比較します。
- 入院時のFugl-Meyer AssessmentとMotor Activity Log-14の相関、退院時のFugl-Meyer AssessmentとMotor Activity Log-14の相関をそれぞれ計算します。
※今回の探索的研究の結果次第で、将来的に実施する可能性のあるランダム化比較試験に必要なサンプルサイズを設計するための効果量の算出も行います。
本研究に関する連絡先
名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院 第1リハビリテーション部 作業療法科 庵本 直矢
愛知県名古屋市瑞穂区弥富町密柑山1-2
電話:052-835-3811(内線761 作業療法科)
情報公開文書
PDFファイルをご覧いただくには、「Adobe(R) Reader(R)」が必要です。お持ちでない方はアドビシステムズ社のサイト(新しいウィンドウ)からダウンロード(無料)してください。