課題番号2023001

ページ番号1002498  更新日 令和5年9月5日 印刷 

研究課題

脳卒中後上肢運動失調に対する課題指向型訓練とロボット療法の併用に関する効果検討

研究責任者

名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院 第1リハビリテーション部 作業療法科 作業療法士  渡邉史織

研究組織

名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院 第1リハビリテーション部 作業療法科 作業療法士
田中 創  菅 久美  福井 樹理  一色めぐみ  庵本 直矢  
吉原 理美  塚本 倫子  小林 直樹  古木 希春   川上 拓人  市川 舞

研究期間

開始:2023年7月19日  終了:2025年 3月 31日

対象者

対象は、当院に入院した患者さんの中で以下の適応基準に該当する方々です。
(1)    20歳以上80歳未満の患者
(2)    脳卒中で上肢片麻痺および運動失調を有する患者
(3)    発症日からの経過が28日以上経過している患者
(4)    麻痺側のFugl-Meyer Assessment(FMA)上肢項目が47点以上の患者
(5)  認知機能が保たれている患者(Mini-Mental State Examination≧24点)
(6)  課題指向型訓練1日2単位に加えロボット療法を(10~14単位/週)、2週間以上受けた方

利用する情報

  • 基本情報(年齢・性別・利き手・疾患名・発症日・既往歴)
  • 上肢機能評価結果(Fugl-Meyer Assessment、Motor Activity Log-14、Box and Block Test(BBT)、Scale for the Assessment and Rating of Ataxia(SARA)、物品へのリーチ動作動画、母指探しテスト、Visual Analogue Scaleによる肩の痛み)
  • 体幹機能評価結果(Functional Reach Test)
  • 機能的自立度評価結果(Functional Independence Measure (FIM))
  • 有害事象の有無
  • 認知機能評価結果(Mini-Mental State Examination)

情報の管理

当事業団の個人情報の保護に関する規定に従って管理を行います。

研究目的

本研究の目的は、亜急性期の脳卒中後上肢運動失調を呈した方に対して、上肢課題指向型訓練と従来の作業療法訓練を提供した場合(協力施設より匿名データを取得予定)と上肢課題指向型訓練とロボット療法を併用した場合(当院にて後ろ向きにデータを取得)の上肢体幹機能の改善の程度や患側手の使用機会の変化を比較することで、運動失調に対する上肢課題指向型訓練とロボット療法の併用効果を確認することです。

研究方法

1.データの取得方法
対象となる方のデータ(データ内容は上記の利用する情報をご参照ください)を電子カルテから取得します。

2.解析方法
・上記に示した対象検査について、ロボット療法を実施した場合のデータと従来の作業療法訓練を実施した場合のデータの二要因の分散分析を行います。
・また、それぞれの指標の変化量の相関係数を算出します。

本研究に関する連絡先

名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院 第1リハビリテーション部 作業療法科  渡邉 史織
愛知県名古屋市瑞穂区弥富町密柑山1-2
電話:052-835-3811(内線761 作業療法科)

情報公開文書

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