課題番号2024002
研究課題
就労移行支援における実用的な麻痺側上肢の使用に関わる要因の探索
研究責任者(研究代表者)
名古屋市立大学医学部附属リハビリテーション病院
作業療法士 渡邉史織
研究組織
この研究は、名古屋市立大学医学部附属リハビリテーション病院を中心として、複数の研究機関が共同で実施します。実施体制は以下の通りです。
[研究代表機関]
名古屋市立大学医学部附属リハビリテーション病院
[共同研究機関]
名古屋市総合リハビリテーション事業団 研究責任者 就労支援課 就労支援員 小木曽 将史
名古屋大学大学院医学系研究科 総合保健学専攻作業療法学 教授 寶珠山 稔
研究期間
開始:2025年6月6日 終了:2027年3月31日
対象者
対象は、2018年4月1日~2025年3月31日までに名古屋市総合リハビリテーション事業団就労支援施設利用者のうち、就労支援施設の利用前に、名古屋市総合リハビリテーション事業団附属病院での神経心理学的評価又は名古屋市総合リハビリテーション事業団自立支援施設での評価を実施した者の中で、下記の適応基準を満たす方
【適応基準】
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2018年4月1日~2025年3月31日までに名古屋市総合リハビリテーション事業団へ入院又は自立支援施設に入所し、就労支援施設を利用した方
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初発の脳血管疾患により右片麻痺を呈した方
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利き手が右手の方
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発症から180日を経過して就労移行支援の利用を開始した方
【除外基準】
- 入院時の評価または自立支援施設利用時の評価から就労移行支援の利用までが90日未満の者
利用する情報
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基本情報(年齢・性別・利き手・疾患名・発症日・既往歴)
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Brunnstrom recovery stage(BRS)
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感覚障害・運動失調の有無
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WAB失語症検査 失語指数(AQ)
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失行・失認の有無
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Trail Making Test-B(TMT-B)
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ウェクスラー成人知能検査(WAIS-3.、WAIS-4.)
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リバーミード行動記憶検査
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遂行機能症候群の行動評価日本版(Behavioural Assessment of Dysexecutive Syndrome:BADS)
情報の管理
本研究では、研究対象の方の診療情報を電子カルテ等から収集して利用します。研究代表機関である当院にてデータをとりまとめ、解析を行います。提供された情報は、当院が責任を持って管理します。
この研究で集めた情報は、将来麻痺側上肢の実用的機能分類や作業遂行能力に関する研究に使用することが予想されます。その場合は、改めてその研究の研究計画書について倫理審査委員会に意見を聴き、研究機関の長の許可を得たうえで研究を行います。また、その研究に用いる際には、研究についての情報を下記のWebサイトに公開します。
研究目的
本研究の目的は、右上肢を利き手とする右上肢運動麻痺を呈する慢性期の対象者における、就労移行支援の場面での麻痺側上肢の実用的な使用に対する要因の探索を行うことで、回復期・慢性期時点における麻痺側上肢の使用状況に関する予後予測を行うための因子を明らかとすることです。
研究方法
1.データの取得方法
対象となる方のデータ(データ内容は上記の利用する情報をご参照ください)を電子カルテから取得します。
2.解析方法
就労移行支援を受ける対象者の中から、麻痺側右上肢の使用状況を観察場面および職業評価結果より実用手群・補助手群・半補助手群・廃用手群の4群に分類(※)します。その方々の回復期(発症から180日以内)と慢性期(発症から180日以上経過しており評価地点から90日以上経過したもの)の各評価項目においてそれぞれに多重比較検定を行います。さらに、回復期・慢性期データの各々の結果に対して説明変数を選択し、麻痺側上肢の使用状況を目的変数としてCART分類を用いて決定木分析を行います。
本研究に関する連絡先
名古屋市立大学医学部附属リハビリテーション病院 リハビリテーション技術科
渡邉 史織
愛知県名古屋市瑞穂区弥富町字密柑山1-2
電話:052-680-8123(内線9794 作業療法科)
情報公開文書
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