『失語症ミニ講座』(コミュニケーションの方法)と『失語症サロン』を開催しました。

ページ番号1002959  更新日 令和6年12月27日 印刷 

失語症サロンの様子です

2024年12月7日(土曜日)に瑞穂区社会福祉協議会にて、失語症ミニ講座「コミュニケーションの方法」と失語症サロン@みかん山を開催しました。
参加者は通所リハビリ利用歴のある失語症の方でミニ講座では当事者4名、家族1名、失語症サロンでは当事者9名、家族4名が参加されました。
ミニ講座では言語聴覚士がコミュニケーション方法について講義をしました。講義を「そうそう。分かる」というような感じで頷きながら聴いている方もいらっしゃいました。また、講義以外にもコミュニケーションの練習として当事者の方が支援者の方が持っている絵カードを当てるワークも行いました。支援者の方が絵を描いたり、文字を書いたりして当事者の方に四苦八苦して伝えている様子も見受けられました。当事者の方に伝わり、「そうそう!」「よく分かりましたね!」拍手~!となる場面もあちこちから聞こえてきて、うまく伝わるとみなさん笑顔がみられていました。
失語症サロンでは3グループに分かれて、各グループテーマ毎に会話したり、近況を報告し合ったり。今年のニュースについて話たりしました。今回の参加者は全員通所リハビリの利用者だったこともあり、久しぶりに再会して「元気だった?」「久しぶりだね」「今どうしてるの?」などと話に花が咲きました。当事者の方はスマホやタブレット、手帳などをご自分から出して行ったことのある旅行先や自分の描いた絵などを披露してくださる方もいました。また、愛知県で失語症のある方の支援を行っている団体である「NPO法人あなたの声」から、失語症会話パートナーさんが沢山参加してくださり、当事者の方も話を深くまで聞き取ってもらえて大変満足そうでした。
当事者のご家族は家族同士のグループで現状の生活や困っていることなどを共有され、共感されたり、学びを得たりして大変意義のある時間だったと話されておりました。また遠くから当事者がグループで話されている様子を見て「あんなに笑っている夫(妻)の顔は久しぶりに見る」という声も沢山聴かれご家族も今回の会の重要性を実感されていました。
次回の開催予定は未定ですが、このような会をまた開催できたらと思っております。開催出来た際には皆様の参加をお待ちしております。