失語症のある人向け『LINE活用講座・情報交換会』を開催しました。

ページ番号1002930  更新日 令和6年10月3日 印刷 

なごや高次脳機能障害支援センターでは、9月22日(日曜日)に失語症のある人向けに『LINEの活用講座・情報交換会』を開催しました。
昨年度に引き続き、今年度で2回目の開催となります。参加者は当センター利用歴のある方で50代~60代の男性5名、なごや福祉用具プラザで開催しました。3名の方には失語症者向け意思疎通支援者が同行し、講座内容の支援を行っていただきました。
参加者全員の自己紹介、LINE活用状況の事前アンケートへのご協力後、なごや福祉用具プラザのリハビリテーション工学技師が講師となり、『LINEの基礎講座』を行いました。
「お友達QR追加」から始まり、「スタンプ」「写真の添付」「音声入力」「音声読み上げ」などを多くの機能を学びました。
講座開始時点では皆さんすでに机の上にスマホをスタンバイさせており、説明後には、すぐに実践。操作で悩まれた際は支援者の力を借りながら講師へ質問されるなど、非常に積極的に参加されており、最後まで熱気を感じる講座でした。
講座終了後のアンケートでは満足度が高い結果となっており、「LINEの各機能についてもっと知りたい」「どんな機能があるか分からないから知りたい!」や「Zoomのような他のアプリが知りたい」などのお声をいただきました。
今回ご参加された皆さんにとって、少しでも役に立つ情報があると幸いです。
なごや高次脳機能障害支援センターでは、今後も失語症のある人たちが、人との交流や情報へのアクセスがしやすくなるよう、失語症のある人と一緒にICT技術を学ぶ機会を作って行きたいと思います。次回は2月頃に体験会を予定しています。