学会発表 令和元年度(44件)

ページ番号1001882  更新日 令和3年2月18日 印刷 

  • 小林直樹、荒井茉莉奈、佐藤千賀子、庵本直矢
    通所リハビリテーションにおいてBTX-A投与後に修正CI療法を実施した一例
    第6回 日本臨床作業療法学会学術大会
    2019年5月12日
    静岡県浜松市 アクトシティ浜松
     通所リハビリテーションにてA型ボツリヌス毒素製剤(以下BTX-A)後に修正CI療法を実施し、4カ月後にFMAは40→44,MAL(AOU)0.29→0.89,MAL(QOM)0.21→0.71と改善を示した.MALはMCIDを超える値となっている.これは,週1回の頻度でもTPを実施したことにより日常生活の中で麻痺手を使用し,自ら問題解決を促進したことが示唆される.
  • 森田勝、庵本直矢、吉原理美、伊藤竜二、田中創、堀本佳彦、稲垣亜紀
    経頭蓋磁気刺激と集中的作業療法の併用における治療効果の検討
    第60回 日本神経学会学術大会
    2019年5月24日
    大阪国際会議場/リーガロイヤルホテル大阪
     脳卒中患者に対する非障害側運動野への低頻度反復経頭蓋磁気刺激と集中的な訓練との併用は有効であるが、当院で実施した中で上肢機能の改善が乏しい症例を経験した為報告した。上肢使用が生活へ汎化しにくい者へは、対象者自身が麻痺側上肢の問題を自己洞察し、行動変容を促す治療戦略を検討することが重要である。
  • 野末琢馬、石黒正樹、岡元信弥、辻朋浩、近藤穣、稲垣亜紀、堀本佳彦
    反復経頭蓋磁気刺激にボツリヌス毒素療法及び理学療法の併用を複数回施行した1例
    第60回 日本神経学会 総会(大阪)
    2019年5月24日
    大阪国際会議場、リーガロイヤルホテル大阪
     反復経頭蓋磁気刺激にボツリヌス毒素療法及び理学療法を併用するプロトコールは脳卒中患者の下肢機能を改善させることが期待でき、対象者に複数回施行することは有用であることが示唆された。
  • 森田勝、庵本直矢、吉原理美、伊藤竜二、田中創、堀本佳彦、稲垣亜紀
    反復経頭蓋磁気刺激と集中的作業療法の併用における治療戦略の検討
    第60回 日本神経学会 総会(大阪)
    2019年5月24日
    大阪国際会議場、リーガロイヤルホテル大阪
  • 堀本佳彦、林絵美、稲垣亜紀、野末琢馬、森田勝、近藤泰子、飯田昭彦、田島稔久、日比野敬明、蒲澤秀洋
    反復経頭蓋磁気刺激による片麻痺患者治療の大脳糖代謝におよぼす影響
    第60回 日本神経学会 総会(大阪)
    2019年5月25日
    大阪国際会議場、リーガロイヤルホテル大阪
     反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)が大脳糖代謝に及ぼす影響を確認することにより、効果発現機序の解明を試みた。rTMS刺激部位は、上肢訓練では健側側頭部固有示指心筋運動誘発部位、下肢訓練では頭頂部の長趾伸筋運動誘発部位とし局所糖代謝の左右差の変化を検討。結果、上肢では随意運動に関連した部位で糖代謝の変化が認められ、効果発現機序との関連が示唆された。下肢については刺激部位選定について、再検討の余地があると考えられた。
  • 柏木晴子、伊藤竜二、佐野芳彦、小川鉄男
    電子楽器Universal keyboard unit(Uku)の演奏に影響する認知機能の特徴
    第27回愛知県作業療法学会
    2019年5月26日
    名古屋国際会議場
     電子楽器Universal keyboard unit(Uku)を用いた課題を設定し,健常者における検者内信頼性の検討及び認知機能との関連を明らかにすることを目的とした.健常者は1度目の演奏に比べ2度目の演奏で成績が有意に向上した.また演奏課題の結果とTapping Spanの同順序で相関関係が認められた.
  • 緒方奈菜、塚本倫子、柏木晴子、森田勝、稲垣亜紀
    慢性期脳卒中片麻痺患者に対してrTMSと集中的作業療法の併用を行った一例
    第27回愛知県作業療法学会
    2019年5月26日
    名古屋国際会議場
     慢性期脳卒中患者に対して,rTMSと作業療法の併用した治療を行うことで上肢機能改善と,本人の目標動作の達成を認めた.目標動作に即した介入を行ったことで,継続的な麻痺手の機能改善のみにならず,退院後の自宅生活での使用頻度向上も認められたと考えられる.
  • 堀本佳彦、稲垣亜紀、田島稔久、日比野敬明、蒲澤秀洋、稲垣宏
    大脳皮質基底核変性症の臨床診断率-日本病理剖検輯報に基づく検討
    第34回老年精神医学会(仙台)
    2019年6月7日
     診断率が低いとされている大脳皮質基底核変性症について、わが国における診断水準とすべき鑑別疾患を、日本剖検病理輯報の検討により明らかにする。2003年から2011年までの剖検例のうち、大脳皮質基底核変性症を対象とし臨床診断について検討。結果、本疾患の臨床診断率は約50%であり、その診断率は臨床診断の難しさを反映していると考えられる。
  • 庵本直矢、竹林崇、田中創、緒方奈菜、小川鉄男、日比野新
    脳卒中後上肢麻痺に対するロボット療法とModified CI療法を併用した訓練の効果検証
    第56回リハビリテーション医学会学術集会
    2019年6月12日
    神戸ポートピアホテル,神戸国際会議場,神戸国際展示場
     ReoGo-Jを使用したロボット療法とCI療法を併用した訓練を上肢麻痺を呈した回復期
    患者9名に対して実施し,上肢機能改善だけでなく,日常生活上での麻痺手の使用
    行動の改善を認めた.
  • 吉原理美、田中創、伊藤恵美
    高次脳機能障害者に対する安全な運転再開への取り組み
    第56回リハビリテーション医学会学術集会
    2019年6月13日
    神戸ポートピアホテル,神戸国際会議場,神戸国際展示場
     医学的,法的に安全性が確認されたものの長期間の運転中断のため不安を感じ運転未再開であった高次脳機能障害者6名に対し実車教習を通した教育的な介入を行った.ドライブレコーダーや観察評価に基づいた客観的評価や模範運転を通した教育的介入を行うことにより不安感の軽減や安全運転への行動変容に有効であることが示唆された.
  • 堀本佳彦、稲垣亜紀、田島稔久、日比野敬明、蒲澤秀洋、稲垣宏
    大脳皮質基底核変性症の臨床診断率-日本病理剖検輯報に基づく検討
    第154回日本神経学会東海北陸地方会(名古屋)
    2019年6月15日
     診断率が低いとされている大脳皮質基底核変性症(CBD)について、わが国における診断水準とすべき鑑別疾患を、日本剖検病理輯報の検討により明らかにする。2007年から2016年までの剖検例のうち、大脳皮質基底核変性症を対象とし臨床診断について検討。結果、臨床診断CBDの正診率は55.4%、病理診断CBD患者の生前診断率は57.7%であった。
  • 山田和子、佐藤裕紀、鈴木朋子
    愛知県における「失語症者向け意思疎通支援事業」の取り組み
    第14回愛知県言語聴覚士会学術集会
    2019年6月16日
    ウインクあいち
     失語症者向け意思疎通支援事業における養成事業が11の都道府県が開始された。今回、県士会報告 『愛知県における「失語症者向け意思疎通支援事業」の取り組み』の中で、失語症向けの意思疎通支援事業が開始されるまでの経過と養成事業や派遣事業におけるSTの役割について説明した。
  • 山田和子、佐藤裕紀、鈴木朋子、鈴木美代子、中橋聖一
    失語症者向け意思疎通支援事業の開始に受けた愛知県の取り組み~関係者の相互理解の大切さ~
    日本言語聴覚士会
    2019年6月29日
    大分ソニックシティー
     平成30年度より各都道府県において失語症者向け意思疎通支援者の公的養成が可能となり、愛知県でも11月から養成講習会を開始した。養成に先立ち、愛知県、愛知県失語症会話パートナーの会NPOあなたの声、愛知県失語症友の会連合会と連携を取り合いながら準備を行った過程について報告した。
  • Mase M , Hayashi E , Hibino S , Ito Y , Iida A , Miyati T , Mori E
    Water turnover in brain , venyticles and subarachnoid spaces in normal volunteers ;Dynamic PET studt usiong H215O.
    Brain & Brain PET
    2019年7月9日
    パシフィコ横浜 会議センター
  • 堀本佳彦、稲垣亜紀、田島稔久、日比野敬明、蒲澤秀洋、稲垣宏
    パーキンソン病の正診率-日本病理剖検輯報に基づく検討
    第60回 日本神経病理学会総会(名古屋)
    2019年7月14日
     パーキンソン病の臨床診断について、我が国における重視すべき鑑別疾患を明らかにするため、日本病理剖検輯報を検討し、併せて剖検率を算出する。2007年から2016年までの剖検例よりパーキンソン病を含む症例を抽出検討。結果、正診率は88.0%であり、剖検率は3.73%であった。英国運動障害専門医の90%やフィンランド一般神経内科医の75.3%に比し、遜色ない結果となった。
  • 間瀬光人、林 絵美、日比野新、伊藤由麿、飯田昭彦、宮地利明、森悦朗
    脳実質から髄液腔、鼻粘膜への水のターンオーバーについて:PET study
    京都髄液フォーラム2019
    2019年8月4日
    京都
  • 田中芳則
    脊髄損傷者のためのマウススティックとその利用環境整備
    第34回リハ工学カンファレンス(inさっぽろ)
    2019年8月21日
    北海道科学大学
     脊髄損傷の方から今まで外付けの感圧式タッチパッドをパソコンに接続して、マウススティックで操作してきたが、そのパッドも入手が困難となった。これを機にパソコンと、検討しているタブレット端末の両方の操作に対応できるマウススティックを作ってほしいと依頼があった。そこで、この両方の機種に対応し、感圧式タッチパッドの感覚を残したマウススティックを試行錯誤しながら、本人との意見交換を通じて製作したので報告する。
  • 長束 晶夫、高木 洋一、冨板 充、長尾 美幸、日比野新、鈴木光久
    福祉用具・介護ロボットの開発等相談
    第34回リハ工学カンファレンス(inさっぽろ)
    2019年8月22日
    北海道科学大学
     なごや福祉用具プラザでは主に一般市民等のニーズ側への相談支援を行なっている。近年は国の福祉用具・介護ロボット開発・実用化支援が行われていることもあり、企業等のシーズ側から開発や普及に関する相談が多くなってきた。福祉用具・介護ロボットの開発・普及においてはニーズとのマッチングが重要である。当所がこれまで行なってきた開発等の相談状況について報告する。
  • 加藤朗、中田三砂子
    失語症者の社会復帰を支援する訓練環境に関する一考察~重度のウェルニッケ失語症者の復職支援を通して~
    日本職業リハビリテーション学会 第47回大阪大会
    2019年8月24日
    立命館大学いばらきキャンパス(大阪府茨木市)
     重度の失語症者の支援経過を事例報告。発症後、医療~自立訓練~就労移行支援サービスを経て、1年半で正社員として復職。訓練開始当初のWAB失語症検査の結果と復職直前の再検査の結果は、数値上は著変なしであったが、訓練及び職場実習を通して、実用的コミュニケーションの改善が確認できた。定型句を高頻度で発声することを求められる職場環境は、回復期の言語訓練環境としては、有益であると考えられた。
  • 林絵美
    GAS-PET検査のSteady-State法と国循式Dual-ARG法の定量値比較
    PETサマーセミナー2019 in 福島
    2019年8月25日
    コラッセ福島
  • 後藤啓介
    GAS-PET検査におけるマスクからの漏洩が画質に与える影響
    PETサマーセミナー2019 in 福島
    2019年8月25日
    コラッセ福島
  • 伊藤竜二、柏木晴子、田中創、佐野芳彦、日比野新、小川鉄男
    電子楽器Universal Keyboard Unitの演奏課題における高次脳機能障害者の特徴
    第53回 日本作業療法学会
    2019年9月6日
    福岡県(福岡国際会議場)
     電子楽器であるUniversal Keyboard Unit (以下Uku)を用いた課題を設定することで,高次脳機能障害者の認知機能との関連を明らかにすることを目的とした。高次脳機能障害者の演奏課題の結果は4.1桁(±0.24)であった.演奏課題の結果と相関がみられた項目はCOGNISTATの記憶,判断,Tapping span逆順序,レイ複雑図形検査の即時再生であった.演奏課題により高次脳機能障害者の視覚性の短期記憶,ワーキングメモリを把握できる可能性が示唆された.
  • 冨板充、加藤朗、三宅充紡(株式会社エスケーエレクトロニクス)
    障害者就労支援におけるSEMGloveの活用と効果
    第53回日本作業療法学会
    2019年9月6日
    福岡国際会議場(福岡県福岡市)
     運動マヒが残存した脳血管障害者の就労訓練を実施する場合、健側の片手動作中心の作業性向上訓練や職場環境の調整を行うことが多い。運動麻痺側を使用しない支援は、時に、本人のモチベーション低下を来す。今回、麻痺側の運動機能を補うパワーアシストグローブ(SEM Glove)を用い、残存機能を活かす就労訓練のメニューとしたことで、訓練モチベーションが向上し、活動・参加が変化した事例について報告した。
  • 森田勝、庵本直矢、堀本佳彦、稲垣亜紀
    低頻度rTMSと集中的作業療法の併用療法による治療終了後三ヶ月までの治療効果
    第53回 日本作業療法学会
    2019年9月7日
    福岡国際会議場/福岡サンパレスホテル&ホール
     脳卒中上肢麻痺に低頻度rTMSと集中的作業療法の併用療法は有効だが,FMAで中等度麻痺患者(20〜46点)を対象にした報告は無く,長期的効果に関する報告は少ない.今回,FMAで中等度麻痺の8例に併用療法を実施した.結果,本研究では3カ月後までFMA得点は継続した改善を認めた.この要因は,麻痺手を使用する成功体験を積み重ねたことで,自発的な麻痺側上肢の使用習慣が身についたからであると考える.
  • 堀本佳彦、稲垣 亜紀、田島稔久、日比野 敬明、蒲澤 秀洋
    日本病理剖検輯報にみるプリオン病
    第10回日本神経病理学会東海北陸地方会(富山)
    2019年9月7日
    富山大学 五福キャンパス
     プリオン病について、その診断精度の現状と誤診例の詳細を明らかにするため、日本病理剖検輯報より検討した。2012年から2016年までの剖検例よりプリオン病名を含む症例を対象とし検討。結果、診断確定率は110例中101例と91.8%、誤診例は110例中9例であった。
  • Mase M , Hayashi E , Hibino S , Ito Y , Iida A , Miyati T , Mori E
    Water turnover in brain tissue and CSF spaces in normal volunteers and patientwith idiopathic NPH : Dynamic PET study
    17th International Symposium on Intracranial Pressure and Neuromonitoring (ICP 2019)
    2019年9月11日
    Leuven , ベルギー
  • Mase M , Hayashi E , Hibino S , Ito Y , Iida A , Miyati T , Mori E
    Difference of water turnover in brain tissue and CSF spaces between normal volunteers and patients with idiopathic NPH : Dynamic PET study using H215O
    The 11th Meeting of the International Society for Hydrocephalus and Cerebrospinal Fluid Disorders. (Hydrocephalus 2019)
    2019年9月16日
    Vancouver , カナダ
  • 齋藤恒一、石黒正樹、山中元樹、山口和輝、伊藤和寛、中俣孝昭、畠中泰彦
    無動力歩行支援機ACSIVEが片麻痺者の歩行に及ぼす影響-伸展アシストと屈曲アシストの比較-
    臨床歩行分析研究会
    2019年9月28日
    社会医療法人財団大樹会 総合病院 回生病院
  • 石黒正樹、岡元信弥、戸田海渉、早野充浩、野末琢馬、近藤穣、小川鉄男、齋藤恒一、畠中泰彦
    歩行支援機ACSIVEによる歩行練習が脳卒中片麻痺者1例の歩行に及ぼす運動学習効果の運動力学解析
    第17回日本神経理学療法学術大会
    2019年9月29日
    パシフィコ横浜 会議センター
     ACSIVEを装着した快適速度の歩行練習において、股関節屈曲へのアシストと股関節伸展への抵抗は、脳卒中片麻痺者の歩行にACSIVE装着効果と異なる運動学習効果、すなわち治療効果をもたらすことが示唆された。
  • 鹿島崇人、田島資子、勝本夏海、堀場充哉、小川鉄男、植木美乃
    成人脊髄性筋萎縮症type3.症例に対するヌシネルセン髄注治療後の歩行観察
    第17回日本神経理学療法学術大会
    2019年9月29日
    パシフィコ横浜 会議センター
  • 神代沙織
    失語症のある利用者と高齢の父親との地域生活を支える
    令和元年度中部ブロック身体障害者更生援護施設長協議会・研修会
    2019年10月3日
    石川県七尾市
  • 間瀬光人、林絵美、日比野新、伊藤由麿、飯田昭彦、鳥飼武司、宮地利明、森悦朗
    水のターンオーバーからみた正常および特発性正常圧水頭症の髄液リンパ系ドレナージ
    日本脳神経外科学会 第78回学術総会
    2019年10月9日
    大阪
  • 田中芳則、大石典功、舘井信太郎
    名古屋市での呼出装置(呼び鈴)に関する導入事例について
    全国難病センター研究会第32回研究大会(北九州)
    2019年10月18日
    北九州芸術劇場 中ホール
     現在、重度障害者意思伝達装置(以下、意思伝)を使う上で呼出装置(呼び鈴)は、付属品扱いであり修理基準となっている。本人が意思疎通をはかるために、まず人を呼ぶというコミュニケーションのきっかけとなる重要な機器である。しかし呼出装置は原則、意思伝本体と同時か、本体導入の後の入手となる。今回、なごや福祉用具プラザと名古屋市身体障害者更生相談所による訪問相談にて過去5年間で意思伝本体の導入前に呼出装置だけを許可した導入事例について報告する。
  • 田島資子、辻朋浩、伊藤寛之、鈴木美紗、宇井瑞希、近藤穣、小川鉄男
    当院における歩行運動処置の現状と今後の課題
    第58回全国自治体病院学会
    2019年10月25日
    アスティとくしま
     ロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)医療用下肢タイプ(以下、下肢HAL)は、神経・筋疾患患者において歩行機能改善効果が医師主導治験により確認され、平成28年9月から歩行運動処置として公的医療保険による診療が開始された。当院では、平成29年12月より下肢HALを導入し、歩行運動処置を実施している。当院における歩行運動処置の現状と今後の課題について報告した。
  • 満島岳珠、林絵美、後藤啓介、布谷隆史、百石悟、飯田昭彦、飯田秀博
    [15O]GAS-PET検査におけるDual-Autoradiography法(迅速法)とSteady-State法の検査環境比較
    第39回日本核医学技術学会総会学術大会
    2019年11月2日
    愛媛県松山市市総合コミュニティーセンター
  • 林絵美、後藤啓介、布谷隆史、満島岳珠、百石悟、飯田昭彦、飯田秀博
    Steady-State法およびDualARG法における脳循環代謝測定値の比較
    第59回日本核医学会学術総会
    2019年11月3日
    愛媛県松山市総合コミュニティーセンター
  • 永草太紀
    障害者支援施設における自立生活援助を導入した事例報告
    身体障害者リハビリテーション研究集会2019
    2019年11月19日
    香川県高松市
  • 堀本佳彦、佐藤千香子、稲垣亜紀、田島稔久、日比野敬明、蒲澤秀洋、稲垣宏
    進行性核上性麻痺の正診率-日本病理剖検輯報に基づく検討
    第47回 臨床神経病理懇話会(岡山)
    2019年11月23日
    川崎医科大学
     進行性核上性麻痺について、日本病理剖検輯報の解析を基に、わが国における臨床診断基準の現状を明らかにし、鑑別の上で重視すべき疾患を検討したもの。2007年から2016年までの剖検例より進行性核上性麻痺を含む症例を対象に検討。結果、正診率は82.7%であり、剖検率は9.6%であった。剖検率を高めて、診断精度の向上に努めていく必要があると考えられる。
  • 間瀬光人、林絵美、日比野新、伊藤由麿、飯田昭彦、鳥飼武司、宮地利明、森悦朗
    特発性正常圧水頭症の頭蓋内水分子のターンオーバーとリンパ系ドレナージ
    第12回日本水頭症脳脊髄液学会学術集会
    2019年11月24日
    東京
  • 市川圭介、中井巧実、松田菜々恵、林絵美、安田鋭介
    被写体の放射能濃度変化に対するTOF効果の検討
    第12回中部放射線医療技術学術大会
    2019年12月1日
    静岡県浜松市 アクトシティ浜松コングレスセンター
  • 白川淳、岡亜澄、金澤由佳理、安藤麗華、根井さき子
    名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院看護部の地域に向けた取り組み
    なごや看護学会
    2019年12月5日
    名古屋市立大学
     平成27年度から地域貢献を目的に「市民公開講座」「看護の日」を開催してきた。この事から地域の方との交流の場、地域の方の居場所、地域の方の相談窓口、スタッフの人材育成の場としての役割を果たしていることに気づくことができた。この役割をさらに充実させ積極的に地域に貢献したい。
  • 識名満希子、下田誠、佐藤千賀子、戸田海渉、荒井茉利奈、船木麻理南、萩原康仁、日比野新
    在宅生活の要支援者・要介護者の入浴についての実態調査
    第6回 日本地域理学療法学会学術大会
    2019年12月15日
    京都テルサ
     在宅生活を送る要支援1~要介護3の120名に対して自宅での入浴についてアンケート調査を行った。その結果、自宅で浴槽に入る者は80%近くが立ち跨ぎをしており、立ち跨ぎが困難になると座り跨ぎを選択せずに自宅の浴槽に入らなくなることが推察された。統計分析の結果、介護度が要支援から要介護に変わった時点、もしくはTimed up&goテストで12秒以上時間を要するようになった時点を目安に、入浴環境の見直しや動作指導が行われることで自宅での入浴を継続しやすくなる可能性があると考えられた。
  • 岡亜澄、鈴置ルミ、岩橋有子、白川淳、根井さき子
    経験年数が異なる看護師が行う患者指導の実際
    愛知県看護学会
    2020年1月29日
    愛知県産業労働センター(ウインクあいち)
     「経験年数の異なる看護師の患者指導の傾向を知る。」という目的でアンケート調査を
    行った。結果、(1)B病棟看護師は看護師経験に関わらず「患者のできていることを見つけて患者の指導の努力を認めている。」という指導を行っている。(2)看護師経験11年以上の看護師は患者自身だけでなく家族や他職種との関わりを意識している。等4項目にまとめた。
  • 中川有花、近藤穣、武田泰子
    CKDを既往にもつ高齢者で長期入院により廃用を来した患者の在宅復帰支援
    第10回腎臓リハビリテーション学会学術集会
    2020年2月22日
    ベルサール新宿グランド(東京都新宿区)
    [背景]高齢で重複疾患を抱える患者は、在院日数の長期化により在宅復帰困難となる症例が少なくない。今回3カ月間の入院リハビリで在宅復帰可能なADL自立度を獲得した症例を経験したので報告する。
    [症例]77歳男性、心房中隔欠損症術後で既往にCKD、CHD、全身性サルコイドーシス、脳塞栓症、胸部・腹部・総腸骨動脈瘤、PAF等あり。当院へリハビリ目的に転院(X日)となるまで約7カ月間入院を継続していた。妻が提示した在宅復帰の条件は身辺動作の自立だった。当院入院時はeGFR65.8ml/min、CCr45.4ml/min、Alb3.3g/dl、Hb13.1g/dl、心胸比50.9%、FIM運動43点・認知25点、HDS-R20点で、運動による血圧低下を来す傾向やMMT2-3の下肢筋力低下を認めた。歩行は馬蹄型歩行器介助レベルだった。
    [経過]PTプログラムは心臓リハビリテーションに準拠した。X+52D退院前訪問指導にて家屋環境や家族状況の詳細を情報収集し、残る課題は階段昇降に絞られたためPTプログラムに反映した。浮腫や倦怠感、体重の推移、運動前後の血圧動向等を確認しつつ運動強度の設定を検討した。
    [結果]X+70Dで階段昇降は実用レベルに到達した。
    [まとめ]高齢重複障害患者の在宅復帰には、リスク管理に基づくプログラム設定に加えて、自宅環境に即した個別的な介入の併用が必要であると考えられた。