学会発表 令和3年度(33件)

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  • 堀本佳彦、林絵美、佐藤千香子、稲垣亜紀、田島稔久、飯田昭彦、日比野敬明、蒲澤秀洋
    黒質ニューロメラニンMRIとドパミン機能画像の関連
    第62回日本神経学会学術大会
    2021年5月19日
    国立京都国際会館
    【目的】パーキンソン病および関連疾患の多くで変性を生じる黒質は、変性に伴うニューロメラニン脱落をMRIにて捉え得ることが報告されており、各疾患との関連も報告がある。しかし、黒質変性の結果であるドパミン代謝低下とニューロメラニンMRI所見との関連についてはあまり報告がない。そこで、パーキンソン病および関連疾患における黒質ニューロメラニンMRIと、ドパミン代謝との関連を明らかにすることとした。
    【方法】臨床診断パーキンソン病または関連疾患を有する患者14名を対象に、3T MRIを用いたニューロメラニン画像および[18F]fluorodopa PETによるドパミン代謝機能評価、[11C]raclopride PETによるD2受容体機能評価を行い、比較検討した。
  • 服部峻士、庵本直矢、森田勝、池場奈菜、堀本佳彦、稲垣亜紀
    脳卒中後の重度感覚障害に対し,rTMSと集中作業療法により箸操作を再獲得した一例
    第62回 日本神経学会学術大会
    2021年5月19日~5月22日
    国立京都国際会館
    オンライン開催
    重度感覚障害を伴った脳卒中片麻痺患者に対し,rTMSと集中作業療法との併用療法を実施した.結果,介入後に上肢機能と麻痺手の使用行動の改善を認めた.また,目標動作として挙げた麻痺手での箸操作が可能となった.箸の使用方法に関する工夫を作業療法士が段階的に提案したことで,普通箸の操作の獲得に繋がったと考えられる.
  • 生田旭洋、石黒正樹、田島資子、岡元信弥、辻朋浩、小川鉄男、佐藤千香子、稲垣亜紀、堀本佳彦
    重度片麻痺患者に対する下肢rTMS(repetitive Transcranial Magnetic Stimulation)と集中的理学療法が歩行能力に与える影響
    第62回日本神経学会学術大会(Web参加)
    2021年5月21日
    オンライン開催
    近年の報告では、脳卒中後の体幹機能低下と歩行能力に関連があるとされている。今回、下肢rTMSと集中的理学療法を実施することで、10m歩行時間の秒数だけでなく歩数が大きく減少した。これは集中的理学療法で体幹機能へアプローチしたによって歩幅が広くなり、歩行速度が上昇したと考えた。つまり,下肢に対するアプローチだけではなく、体幹機能の向上を目的とした理学療法を展開したことが、重度片麻痺患者に対してもよい影響を与える可能性があると考えた。歩行再建に向けた下肢rTMS後の集中的理学療法の内容は、下肢だけではなく体幹に対するアプローチを併用することが重要であると示唆された。
  • 青山奈央子
    片麻痺の方の雨具の使用訓練
    第29回愛知県作業療法学会
    2021年5月23日
    オンライン開催
    雨合羽の使用訓練にOTが介入し、その後の雨天時の様子も聴取した症例を2つ報告し、今後に活かす為の考察を行った。今回のような認知機能の症例では3~4回で動作を習得可能であること、ポンチョ型は片麻痺の方にとって実用的な形であること、管理する袋の形状は麻痺側肘関節の筋緊張や随意性を確認しておくとよいことがわかった。
  • 吉原理美
    安全な交通社会参加のための自動車運転評価の取り組み
    第29回愛知県作業療法学会
    2021年5月23日
    オンライン開催
    一定の病気等を発症し運転再開を希望した場合、公安委員会において診断書を求められることがあり、当院では神経心理学的検査、ドライビングシミュレーターによる運転能力評価を行っている。運転に関して各施設での取り組みや望ましい評価・支援について議論を行った。
  • 福井樹理
    高次脳機能障害者の就労支援について
    第29回愛知県作業療法学会
    2021年5月23日
    オンライン開催
    高次脳機能障害者の就労支援には自己認識の向上が重要である。その向上には時間がかかるため、算定期限内での認識向上は非常に難しい。回復期リハビリテーション病院や急性期病院ではどのようなアプローチを行っているのかを話し合った。また、当センターの医療リハビリから福祉への連携した支援が行われていることも伝えた。
  • 堀本佳彦、佐藤千香子、稲垣亜紀、田島稔久、日比野敬明、蒲澤秀洋、稲垣宏
    前頭側頭葉変性症の診断精度 ― 日本病理剖検輯報に基づく検討
    第62回日本神経病理学会総会学術研究会
    2021年5月29日
    オンライン開催
    【目的】英国の若年性認知症専門外来で感度100%、特異度97%と報告されている前頭側頭葉変性症について、わが国の一般臨床診断水準を明らかにする。
    【方法】日本病理剖検輯報収載の2007年から2016年までの剖検例全130,105例中、臨床または病理診断に前頭側頭葉変性症を含む137例を解析した。
  • 森田勝、池場奈菜、庵本直矢、堀本佳彦、稲垣亜紀、小川鉄男
    慢性期脳卒中後上肢麻痺に対して低頻度rTMSに組み合わせる訓練内容の検討
    第58回 日本リハビリテーション医学会学術集会
    2021年6月10日
    国立京都国際会館(オンライン開催)
    脳卒中後上肢麻痺に対するrTMSに組み合わせる作業療法の訓練内容には、議論の余地がある。今回、訓練の種類で2群に群分けし、比較した結果、麻痺側上肢使用を生活へ汎化するための話し合いを患者と療法士間で行った群では、課題指向型訓練のみを実施した群よりも良好な結果を示した。そのため、rTMSに組み合わせる作業療法では、生活動作に意識した介入を行うことが重要である可能性が示唆された。
  • 庵本直矢、稲垣亜紀、後藤啓介、小川鉄男、日比野新、竹林崇
    健常邦人の白質構造に影響を与え得る因子の検討
    第58回 日本リハビリテーション医学会学術集会
    2021年6月14日~7月30日
    国立京都国際会館
    オンライン開催
    健常邦人での白質構造と、年齢・性別・認知機能の関連性を検証した。結果、邦人の白質構造は年齢と認知機能の影響を受ける可能性が高いため、解析の際には交絡因子として扱う必要性が示された。
  • 諸岡雅美、加藤朗、清水光子、竹味顕子、中田三砂子、村瀬文康
    失語症のある人を就労支援機関に橋渡しするための課題の検討-就労移行支援を利用し就労生活に至った3例の支援プロセスに着目して-
    第22回日本言語聴覚学会
    2021年6月18日~19日
    ウインク愛知とオンライン ハイブリッド開催
    失語症のある人の復職支援では医療機関と就労支援機関の連携が進んでいないとされている。そこで、発症6カ月以降に就労移行支援サービスを利用市復職・新規就労・福祉的就労に至った3例の支援プロセスを検討し、失語症のある人を就労支援機関に橋渡しするための実践上の示唆と課題を示した。
  • 諸岡雅美、八田京子、加藤麻子、佐藤裕紀、山田和子
    発症6カ月未満で地域生活を始めた失語症のある人を意思疎通支援者派遣事業につなぐために-医療リハ担当STとMSW、ケアマネジャーと事業担当STとの連携事例より-
    第22回日本言語聴覚学会
    2021年6月18日~19日
    ウインク愛知とオンライン ハイブリッド開催
    発症4カ月半で医療機関を退院し、地域生活を始めた単身の失語症のある人に対する、医療リハSTとMSW、ケアマネジャー、事業担当STとの連携支援に焦点を当て、医療リハビリテーションに関わるSTが失語症者を地域生活での意思疎通支援者の派遣利用に橋渡しするための実践上の示唆と課題を提示した。
  • 山田和子、佐藤裕紀、鈴木朋子、鈴木美代子、石田有紀、増木詩織、諸岡雅美
    愛知県失語症者向け意思疎通支援事業(報告(3))-愛知県の取り組みから地域との連携について-
    第22回日本言語聴覚学会
    2021年6月18日~19日
    ウインク愛知とオンライン ハイブリッド開催
    失語症者向け意思疎通支援派遣モデル事業と派遣事業を利用した事例を通し、失語症のある方が利用しやすい派遣事業にしていくためのSTの役割として地域支援ネットワークの強化や連携の仕方について報告した。
  • 堀本佳彦、佐藤千香子、稲垣亜紀、田島稔久、日比野敬明、蒲澤秀洋、林絵美、飯田昭彦,黒質ニューロメラニンMRI とドパミン機能画像の関連
    第160回 日本神経学会東海北陸地方会
    2021年6月26日
    オンライン開催
    【目的】パーキンソン病および関連疾患の黒質ニューロメラニンと、ドパミン代謝との関連を明らかにする。
    【方法】臨床診断パーキンソン病または関連疾患の15例にMRIニューロメラニン撮像およびドパミン代謝のPETによる評価を行い、左右計30系について検討した。
    【結果】黒質ニューロメラニンはドパミン代謝と有意に相関、D2受容体とは相関しなかった。
    【考察】MRI ニューロメラニン画像の黒質描出がドパミン代謝と相関し、D2受容体機能とは関連しなかった。健常若年男性では相関せず、Hoehn Yahr 2.0±0.0のパーキンソン病例では症状優位側のみ相関と報告がある。安静時ドパミン産生の予備能が、パーキンソニズム進行時に失われると推定された。
  • 佐藤千香子、堀本佳彦、稲垣亜紀、田島稔久、日比野敬明、蒲澤秀洋
    ボツリヌス療法の経過中に痙縮筋が変化した書痙の一例
    第160回 日本神経学会東海北陸地方会
    2021年6月26日
    オンライン開催
    症例は、筆記時に尺側手根屈筋の痙縮を認めボツリヌス療法を施行。効果が得られ施注を反復した。経過中、長母指屈筋の痙縮が目立つようになり、投与筋や投与量の変更が必要となった。未だ不明な点もある書痙の発症機序や治療方針に関して文献的考察も加え報告する。
  • 堀本佳彦、佐藤千香子、稲垣亜紀、田島稔久、日比野敬明、蒲澤秀洋、林絵美、伊藤由麿、飯田昭彦、岡村信行
    パーキンソン病関連疾患のPET所見
    パーキンソン病・運動障害疾患コングレス
    2021年7月1日
    仙台国際センター
    【目的】背景病理や病変分布がさまざまで、生前の把握が難しいパーキンソン病関連疾患の病態解明を試みる。
    【方法】パーキンソン病関連疾患疑いの11例を対象に、PiBおよびTHK5351 PETを撮像、所見を検討した。
    【考察】大半の症例は、両検査で集積状態が異なり、アミロイドを介さない変性過程が示唆された。将来の背景病理推定に、期待が持てた。
  • 大塚拓
    コロナ禍における歩行訓練(歩行指導の実際)
    日本歩行訓練士会
    2021年7月4日
    オンライン開催
    コロナ禍で訓練を実施するにあたり、視覚支援課が行っている各訓練のコロナ対策と予防について紹介した。
  • 諸岡雅美、鈴木朋子
    復職支援を受けた失語症のある人の自己評価-パイロット版Assessment for Living with Aphasia(ALA)を用いて-
    第47回日本コミュニケーション障害学会
    2021年7月30日
    朱雀メッセ
    STと就労支援員が支援した復職、新規就労、福祉的就労の異なる帰結に至った3事例の失語症のある人の支援前後の社会参加の状況を失語症のある人自身がどのように自己評価を行うか明らかにし、支援実践上の示唆を得た。自己評価尺度として日本語版標準化途上のALAを用いた。
  • 松枝孝志
    高次脳機能障害と視覚障害の重複障害者への視覚リハの一例
    第29回視覚障害者リハビリテーション研究発表大会
    2021年8月12日
    オンライン開催
    高次脳機能障害と視覚障害の重複障害者に対する視覚リハビリテーションの事例報告。
  • 高嶋麻矢、青柳まゆみ、松枝孝志
    強度弱視者の歩行指導に関する事例研究-指導者の言葉かけと訓練性の気持ちに着目して-
    第29回視覚障害者リハビリテーション研究発表大会
    2021年8月12日
    オンライン開催
    強度弱視者の歩行指導に関する事例研究。
  • 田島資子、辻朋浩、向田悦子、小川有紀、佐藤晃、若泉賢也、近藤穣、藤田裕美、白滝龍昭、成田ひとみ
    高齢者における運動耐容能評価としてのTotal Heart Beat Indexの妥当性
    第5回日本循環器理学療法学会学術大会
    2021年8月28日
    オンライン開催
    トレッドミルを使用したCPXが施行可能な60歳以上の男女20名を対象に、異なる歩行速度でのTHBIとpeak VO2の関係からTHBIによる運動耐容能評価の妥当性を検討した。THBIとpeak VO2は、快適・努力歩行のいずれにおいても全ての時間で相関関係が認められ、高齢者における運動耐容能は、THBIを用いることで6MWTに比べ短時間かつ快適な速度の歩行で評価できる可能性が示唆された。
  • 柏木晴子
    主婦業復帰を目指した高次脳機能障害者に対する没入型バーチャルリアリティを用いた買い物課題の試み
    第55回日本作業療法学会
    2021年9月10日~11日
    オンライン開催
    VR技術を用いた買い物場面での視覚探索課題(VR課題)を作成し.主婦業復帰を目指した1例にVR課題を行った。症例は机上の注意機能検査では明らかな問題は生じなかったが、VR課題では中央から離れた商品の探索に時間を要した。VR課題が生活場面の模擬的な評価に活用できる可能性が示唆された。
  • 庵本直矢、竹林崇、石垣賢和、日比野新
    脳卒中後上肢麻痺に対するロボット療法とCI療法を組み合わせた介入の効果-傾向スコア分析を用いたケースコントロール研究-
    第55回日本作業療法学会
    2021年9月10日~11日
    オンライン開催
    回復期における脳卒中後中等度から重度上肢麻痺に対するロボット療法とCI療法を組み合わせた介入(併用療法)の効果を通常の介入と比較することで検証した。結果として、短時間かつ短時間で通常の介入より併用療法の方が上肢麻痺の回復をもたらす可能性が示された。
  • 渡邉史織、庵本直矢、堀本佳彦
    脳卒中後上肢運動失調に対するReogo-Jを用いた評価の有用性:症例報告
    第55回日本作業療法学会
    2021年9月10日~11日
    オンライン開催
    放線冠梗塞によって運動失調を呈した症例に対して、臨床評価に加えて上肢練習用のロボットデバイスであるReogo-Jを使用した運動学的評価を経時的に行い、臨床評価では測定が困難であった運動失調の回復過程を定量化できた可能性が示された。
  • 田中芳則
    スマートスイッチを用いた頸髄損傷者のベッド操作支援
    第35回リハ工学カンファレンス
    2021年9月26日
    福岡県北九州市
    オンライン開催
    これまで支援してきた頸髄損傷の70代男性から自分でベッドの背上げをしたいという要望があった。従来ならばベッド操作は環境制御装置と赤外線ベッドコントローラを組み合わせて実現可能だが、その装置自体が廃番になったり、メーカーが廃業して供給が難しい状況がある。そこで代替手段としてスマートスピーカーとスマートスイッチを用いて赤外線を介さず、本人が声でベッド操作を行えるようになった事例を報告する。
  • 生田旭洋、石黒正樹、田島資子、岡元信弥、辻朋浩、佐藤千香子、稲垣亜紀、堀本佳彦
    下肢rTMSを1年間で2回施行した重度片麻痺患者における歩行能力の経時的変化
    第3回 日本スティミュレーションセラピー学会学術大会
    2021年10月21日
    オンライン開催
    下肢rTMSを2回施行し、1年経過時の歩行能力の経時的変化を調査した。 症例は下肢に重度の麻痺があったが、歩行能力の経時的な向上が認められた。特に下肢rTMSを行った時期に顕著な向上が認められた。今回のように下肢rTMSと継続した理学療法を行うことで、歩行能力が向上した。歩行能力の向上には、下肢rTMSと理学療法が有効である可能性があることが考えられた。
  • 若泉賢也、伊藤寛之、田島資子、石黒正樹、辻朋浩
    右人工股関節全置換術後より脚長差および右坐骨神経麻痺を呈し補高によって歩行能力の改善が得られた一症例
    第37回東海北陸理学療法学術大会
    2021年10月31日
    オンライン開催
    人工股関節全置換術における脚長差は、大きさだけでなく脚長差の種類が重要であることや臨床的アウトカムに着目するべきとの報告がされている。本症例は構造的脚長差が1.0cmであったが、左変形性股関節症による内側スラストによって機能的脚長差が生じ、右足尖の引っかかりから歩行が困難となっていた。その機能的脚長差に対して補高を行ったことで患者自身が代償可能な高さとなり歩行自立を獲得出来たと考える。以上のことから脚長差のある患者に対して構造的脚長差だけでなく、機能的脚長差も含めて考えることが重要であるといえる。
  • 佐藤郁、松原圭佑、茨木正信、小南衛、猪又嵩斗、山本浩之、加藤守、木下俊文、林絵美
    頭部ファントムを用いたSiPM型と従来型PET/CT装置の画像特性比較
    第41回日本核医学技術学会総会学術大会
    2021年11月4日
    名古屋国際会議場
  • 増田侑真、春谷舜也、栗本航暉、伊藤史晴、安田鋭介、林絵美
    脳ファントムにおけるPSF補正が定量値に及ぼす影響
    第41回日本核医学技術学会総会学術大会
    2021年11月6日
    名古屋国際会議場
  • 石黒正樹、宇井瑞希、辻 朋浩、萩原康仁、小川鉄男
    理学療法科における学術活動および業務改善に関する体制づくりについて-現状と課題の報告-
    日本地域理学療法学会・日本支援工学理学療法学会・日本理学療法教育学会・日本理学療法管理研究会 合同学術大会2021
    2021年12月4日
    オンライン開催
    当施設は学術活動を推進しており、理学療法科も積極的に取り組んでいる。また昨今、重複疾患患者の増加や対象領域拡大に伴い、幅広い知識を備え実践レベルを向上することが求められる。そこで我々は学術活動と業務改善、人材育成による実践レベルの向上を目的とした体制づくりを試みている。結果、目標を明確にし、ナレッジマネジメントを促進することが継続的な学術活動や業務改善、人材育成に有用であり実践レベル向上や自己成長感に繋がることが示唆された。
  • 吉原理美、伊藤竜二、池場奈菜、渡邉史織、田中創、日比野新、伊藤恵美
    一般運転者と比較した高次脳機能障害者の路上運転における行動分析
    第5回日本安全運転・医療研究会
    2021年12月5日
    オンライン開催
    運転診断機能を有するドライブレコーダーを用いて、年齢をマッチングした一般健常者と高次脳機能障害者の路上運転の行動を比較した。一般健常者は主に自車単独での注意挙動が検出された一方で、高次脳機能障害者は車線変更や他車両に関わる場面での重大な事故につながりうる挙動が検出された。
  • 諸岡雅美、加藤朗、清水光子、竹味顕子、中田三砂子、村瀬文康
    失語症者への就労支援員と言語聴覚士による連携支援の方法-就労移行支援を利用した3事例より
    第45回日本高次脳機能障害学会
    2021年12月9日
    ビックパレットふくしま
    発症6カ月以降に就労移行支援と言語療法を行い、復職・新規就労・福祉的就労に至った50代の失語症者3事例の連携支援の方法と課題を探索した。3例を支援した就労支援院、ST各3名に半構造化インタビューを行い、佐藤郁哉(2008)の質的データ分析法に沿って分析した。3例とも就労支援とコミュニケーション支援の連携で就労を含む社会参加に至っていた。
  • 田中芳則、白尾友志
    コロナ禍における難病患者への意思伝達装置等の支援~施設での訪問相談対応~
    全国難病センター研究会第36回研究大会
    2022年2月5日
    東京都新宿区、北海道札幌市(オンライン開催)
    2020年から始まった新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言等の発令によって、なごや福祉用具プラザ(以下、プラザ)で実施している「障害者ICTサポート事業」はこれまで通りに行うことが難しくなった。この事業では訪問により意思伝達装置、パソコン、タブレット端末、スマートフォン等を用いた直接支援を行っているが、本人や家族が意思疎通で困っている状況は変わらず、相談件数が減少することはなかった。プラザでは感染対策を施した上での訪問は中止することなく継続して実施したが、自宅への訪問相談が減少し、一方で面会禁止や面会自粛の中、施設への訪問相談が増加傾向にあった。
    今回、コロナ禍における難病患者への意思伝達装置等の支援のため施設での訪問相談を実施した状況について報告する。
  • 後藤利彦、菊池祥平、森賢人、中山貴文、若見和明、福田英克、松井京子、成田ひとみ、飯田昭彦、瀬尾由広
    Cardiac Presynaptic Function Evaluated by Cardiac PET in Patients with Chronotropic Incompetence
    第86回 日本循環器病学会総会
    2022年3月11日~3月13日
    オンライン開催