学会発表 平成23年度(30件)

ページ番号1000912  更新日 平成30年4月21日 印刷 

  • 加藤孝記、大手信之、若見和明、後藤利彦、福田英克、成田ひとみ、木村玄次郎
    第108回日本内科学会総会・講演会
    円周方向の心筋収縮にともなう心外周長の短縮によって短軸方向の心筋strainは増大する。
    平成23年4月
    東京
  • 落合祐貴、福井めぐみ、村上美月、日比野新、深川和利
    第19回愛知県作業療法学会
    高次脳機能障害者の自動車運転と神経心理学的検査の関連
    平成23年5月
  • 堀本佳彦、田島稔久、日比野敬明、深川和利、蒲澤秀洋、飯田昭彦、安井敬三
    第52回 日本神経学会総会
    大脳皮質基底核変性症のPET所見
    平成23年5月
    名古屋
    (目的)不明な点が多い大脳皮質基底核変性症(CBD)の、病態解明に向けた臨床データ蓄積の一助とするため、PETを主体とした臨床所見を報告する。
    (方法)CBDと臨床診断された,進行性の右不全麻痺と痙性固縮、失調性の構音および発声障害、自律神経障害などを有し、MRIにて左大脳半球の広汎な萎縮を認める、発症後7年の40歳男性例を対象に、FDG-PETにより大脳糖代謝を、Pittsburgh Compound-B (PIB)によりβアミロイドの沈着状態を、FDOPAおよびスピペロンによりドパミン系機能をそれぞれ評価した。
    (結果)FDGでは、左前頭葉から頭頂葉にかけてと右小脳半球のブドウ糖代謝の低下を認めた。PIBは陰性で、大脳灰白質へのアミロイド沈着は否定的であった。FDOPAでは左優位両側線条体とくに線条体背側に目立つ集積の低下を認め、スピペロンでは両側線条体への集積は良好であったが、背側部では相対的に低下していた。
    (考察)MRI上の大脳萎縮に合致したブドウ糖代謝の低下とともに、これに対応するCrossed Cerebellar Diaschisisが描出された。アミロイド沈着が疑われないことは、過去のCBDの病理報告と矛盾しない。ドパミン系では、障害優位側に強いドパミン代謝の低下と、線条体背側部から始まるD2受容体機能の低下が示唆された。
  • Mika Morishima, Saori Yoshii, Teruyo Gotoh, Hiroyuki Kanai, Toyonori Nishimatsu, Reina Kishigami, Hiroaki Utsumi, Kensuke Sakai
    Healthcare Systems, Ergonomics and Patient Safety International Conference
    Effectiveness of Wearing a Mask in Elderly Care Receivers with Dry Mouth
    平成23年6月22日
    スペイン オビエド
    高齢者の口腔乾燥に対するマスク着用の効果について
  • 窪田泰浩、松井宣夫、長尾沙織、菊池可絵
    バイオフリー寛解の関節リウマチ1例のMRI所見
    第55回日本リウマチ学会総会
    平成23年7月18日
    神戸市
  • 菊池可絵、窪田泰浩、松井宣夫、荻久保修、長尾沙織
    第55回日本リウマチ学会総会
    エタネルセプトを使用して臨床的寛解にいたった関節リウマチ4例
    平成23年7月18日
    神戸市
  • 落合正浩、早川恭子、泉 知子、宗田美名子、稲葉健太郎、落合広子、猪野亜朗
    第33回日本アルコール関連問題学会
    アルコール問題のSBIRTを包含したトータルヘルスセンターシステムの開発とその職域への導入報告―その1
    平成23年7月22日
    佐賀県
    アルコール問題解決の入り口等としての職域とその家族なども包含する地域を統合的に扱うことの重要さが指摘されている。そこで本研究は、脳力開発(エンパワーメンタルという造語で呼称)的な観点から、「集団及び個別アプローチを絡めた多機関連携によるアルコール問題のSBIRT(Screening,Brief intervention,and Referral to Treatment)を包含したトータルヘルスセンターシステム」を開発し、「アルコール問題スクリーニングを包含するこころの定期健診システム」や「集団や個別のアプローチ方法」などを構築しながら職域へ実験導入している現状を報告した。
  • 萩原康仁、早野充浩、白滝龍昭、小川鉄男
    日本AKA医学会PT・OT会 第12回学術集会
    CPTによる疾患別特徴について
    平成23年7月
    福岡
  • 加藤朗、諸岡雅美
    日本職業リハビリテーション学会第39回(愛知)大会
    失語症者の復職支援に関する一考察
    平成23年8月26日
    愛知県立大学
    失語症者の復職支援は、時に長い経過をたどる場合がある。センターの集中支援期→地域活動期→センターでの再支援期を経て復職した事例を通して、復職支援戦略を整理した。途切れない支援を組み立てるには、インフォーマルなサービスも含めた地域の社会資源の活用、コーディネータの必要性が示唆された。
  • 林絵美、成田ひとみ、日比野新、伊藤由麿、飯田昭彦
    PETサマーセミナー 2011 in つきじ
    Dynamic FDG-PETを用いた動脈硬化炎症性診断の開発
    平成23年8月27日、28日
    東京都中央区
    不安定プラークに存在する炎症部分の検出にFDGPETが有効であるエビデンスをもとに、当院における脳血管疾患発症患者に対してFDG-PET実施した。集積の指標はSUVが用いられているが、体重、CCF、投与量、体組成の個人差、画像再構成条件など、変動要因が多く、異常集積をクリアに区別することが難しい。本研究ではDynamic収集を行い、FDG集積を経時的にとらえることで代謝カーブのグラフ解析を行い、新たな検出方法を提案する。
  • 田中芳則
    第26回リハ工学カンファレンス
    拡大読書器の利用状況に関する調査について
    平成23年8月
    大阪市中央公会堂
    昨年度、なごや福祉用具プラザで相談のあった拡大読書器に関する相談で、その機器の使用を中止したり、耐用年数が過ぎていないのに別の機種を購入されたケースをまとめて報告する。拡大読書器は、現在の日常生活用具給付事業では等級に関わらず、障害者手帳のみで認められており、特に厳しい審査などはない。この拡大読書器がきちんと利用されていればいいが、調査によって、そうではないケースも多々あることが明らかとなった。そこで現状を報告し、きちんと利用するために貸与について検討すべきであることを提案する。
    第26回リハ工学カンファレンス予稿集 p229-230
  • 近藤穣
    第13回日本褥瘡学会学術集会
    簡易式体圧・ずれ力同時測定器を用いたずれ力測定の再現性に関する検討
    平成23年8月
    福岡市
  • 窪田泰浩、松井宣夫、大谷真史
    関節リウマチに対するトシリズマブの治療経験
    第23回中部リウマチ学会
    平成23年9月3日
    長野市
  • 蒲澤秀洋(会長)、阿部順子、中島八十一 他(シンポジスト)
    日本交通医学工学研究会
    11医学と工学からみた交通安全対策<高次脳機能障害>
    平成23年9月23日
    名古屋市 今池ガスビル(ガスホール)
    ・メインテーマ:高次脳機能障害―医学と工学の交通の専門家による討論
    ・シンポジウムA:外傷性脳損傷のメカニズム 松井靖浩(交通安全環境研究所主任研究員)、篠田淳(木沢記念病院・中部療護センター副院長・センター長)、小野古志郎(日本自動者研究所技監・研究主幹)
    ・シンポジウムB:高次脳機能障害と向き合うための今後の課題 阿部順子(岐阜医療科学大学教授)、安木剛(トヨタ自動車シニアスタッフエンジニア)、中島八十一(国立障害者リハビリテーセンター学院長)
    第20回日本交通医学工学研究会学術総会
  • 内木綾、朝元誠人、鈴木周五、高橋智、白井智之
    第70回日本癌学会学術集会
    ギャップ結合タンパクconnexin32によるラット肝がんとアポトーシス制御
    平成23年10月3日~5日
    名古屋国際会議場
    細胞間にあるギャップジャンクションの一つであるconnexin32の障害があるとラット肝における発癌感受性が上昇し、そのメカニズムの一つとしてアポトーシスが抑制されることをconnexin 32ドミナントネガティブラットを用いて証明した
  • 佐藤慎哉、高橋智、鈴木周五、朝元誠人、内木綾、白井智之
    第70回日本癌学会学術集会
    前立腺癌の増殖・分化に対するHDAC阻害剤の作用
    平成23年10月3日~5日
    名古屋国際会議場
    ヒストン脱エチル化酵素の抑制剤がラット及びヒト前立腺がん細胞の増殖を抑制するメカニズムとして細胞の分化が重要であることを発表。
  • 鈴木周五、ピッチャガーヌポーシリ、小川久美子、内木綾、白井智之
    第70回日本癌学会学術集会
    グルタチオンペルオキシダーゼ2発現はラット初期および後期の発がん過程に影響を与える
    平成23年10月3日~5日
    名古屋国際会議場
    確立した6種類のラット肝がん細胞株を用いて明らかにした転移促進遺伝子の一つであるグルタチオンペルオキシダーゼ2の発現をsiRNAで抑制したところ明らかに転移を抑制することと、初期肝発癌にはこの発現が高いことも明らかにした。
  • 柴田享子
    日本障害者歯科学会学術大会
    高次脳機能障害患者との歯科臨床場面における関わり方
    平成23年11日6日
    福岡国際会議場
    高次脳機能障害患者との歯科臨床場面における関わり方について、診療から指導に際し歯科医療職が認識すべきことについて講演した。
    教育講座
  • 山本浩司、武田裕、武田泰子、谷智満、成田ひとみ、大手信之、木村玄次郎
    第138回東海・第123回北陸合同地方会
    肺高血圧クライシスに経皮的心肺補助循環装置を適用した一例
    平成23年11月6日
    名古屋国際会議場
  • 山本浩司、武田裕、武田泰子、谷智満、成田ひとみ、大手信之、木村玄次郎
    第138回東海・第123回北陸合同地方会
    肺高血圧症を合併したOsler-Weber-Rendu病の一例
    平成23年11月6日
    名古屋国際会議場
  • 小川鉄男、荻久保修、菊池可絵、松井宣夫
    第48回日本リハビリテーション医学会学術集会
    アテトーゼ型脳性麻痺の頸部ジストニアに対するボツリヌストキシンAの長期投与の影響
    平成23年11月
    千葉
  • 石黒光、三浦誠、渡辺芳樹、水落香央里、坂井謙介、柴田享子、加藤篤、松井かおる、岡本吉彦、菊谷武、中村全宏、長田豊、水上美樹、望月亮、玄景華
    日本障害者歯科学会
    障害者加算の考え方と治療困難度のスコア化の試案
    平成23年11月
    福岡
    2010年の日本障害者歯科学会において「障害者加算」の専門性の評価が不十分なことや算定用件が不明確な事などが指摘された。これをふまえ、加算を「診療の困難度」という観点から種々の困難性を客観的にスコア化した評価表の試案について検討した。その評価表の試行結果を会員に提示し、困難度をスコア化して加算基準とする方向性について議論した。
  • 田島稔久、日比野新、飯田昭彦、加藤隆司、伊藤健吾
    第51回日本核医学会総会
    名古屋市総合リハビリテーションセンターにおけるPiB-PET検査の現状
    平成23年11月
    つくば市
  • 田中創、伊藤恵美、佐藤千賀子、落合祐貴、福井めぐみ
    第4回 運転と認知機能研究会
    高次脳機能障害者の自動車運転行動特徴と機能特性
    平成23年11月
    東京
    高次脳機能障害者の運転における機能特性と行動特徴を把握するために、上肢敏捷性検査、注意機能検査、ドライビングシミュレーターを使用した運転行動評価を行い健常者と比較した。高次脳機能障害者は、ブレーキ反応時間が遅く、空走距離が長かった。複数刺激への注意配分が必要な場面において危険性が表面化すると考えられた。
  • 窪田泰浩、松井宣夫、大谷真史
    第26回日本臨床リウマチ学会総会
    インフリキシマブを休薬できた関節リウマチ患者2例のMRI所見について
    平成23年12月3日
    横浜市
  • 堀本佳彦、田島稔久、稲垣亜紀、日比野敬明、深川和利、蒲澤秀洋
    第43回 日本運動障害研究会
    多系統萎縮症のMRIT2*所見 - MSA-C と MSA-P の差違 -
    2012年1月14日
    東京
    【目的】多系統萎縮症(MSA)では、被殻への鉄沈着が病理学的に指摘されており、これは生前MRIでも示唆されている。そこで鉄と病態、とくに病型との関連を明らかにすべく、鉄沈着の描出に鋭敏とされるT2*強調像を用いて検討した。
    【方法】MSA 17 例を対象とし、被殻および淡蒼球の MRI T2*強調像低信号の陽性率をMSA-C、MSA-P の病型別に、Kraft らの score により比較検討した。拡散強調像についても同様に検討した。
    【結果】T2*強調像では、被殻に軽度でも低信号を認めたのはMSA-C 12例中6例50%で、いずれも淡蒼球の低信号と同程度以下 (score0,1)であった。MSA-P 5例では4例80%で、信号低下は淡蒼球より被殻で強かった (score 2,3)。拡散強調画像による検討では、MSA-C 6例中4例に被殻の低信号を認めたが、淡蒼球と同程度以下であった (score0,1)。MSA-P 3例全例の被殻と淡蒼球に低信号を認め、内2例は被殻の低信号が強かった (score 3)。
    【結論】被殻 T2*低信号出現率は病型によって異なり、MSA-P でよくみられ、拡散強調像でもほぼ同様であった。被殻の鉄沈着を伴う病理変化が、臨床症状に影響している可能性が考えられた。
  • 竜訥、高橋智、白井智之
    第28回日本毒性病理学会総会および学術集会
    紫トウモロコシ色素による前立腺がん化学予防
    平成24年2月2日、3日
    学術総合センター 一橋記念講堂、東京
    紫トウモロコシはがん抑制作用があるといわれている食品成分の一つである。この紫トウモロコシがヒト前立腺がん細胞株の3種類に対して増殖抑制作用があることを見いだした。さらにラット前立腺がんモデルを用いて検討したところ前立腺がん発生率が有意に減少することを見いだし、その成果を発表した。
  • Aya Naiki-Ito, Makoto Asamoto, Satoru Takahashi, Tomoyuki Shirai.
    アメリカ癌学会2012
    Age dependent carcinogenic susceptibility of rat liver is related to potential of gap junctional intercellular communication
    平成24年3月31日~4月4日
    シカゴ、USA
    加齢によって肝発癌の「感受性が上昇することを老齢ラットを用いて証明した。そのメカニズムの一つとして加齢によって肝細胞のギャップジャンクションの活性が低下することを見いだした。以前にこのタンパクの働きが低下すると肝発癌の感受性があがることを明らかにしているが、老齢ラットの肝発癌の感受性の上昇はconnexin32の働きが低下することと関係していることを発表した。
  • 鈴木麻友
    第22回愛知県理学療法学術大会
    名古屋市の住宅改造費助成制度を利用し公営住宅の改造を行った一症例
    平成24年3月
    名古屋市
  • Ohte N, Narita H, Fuhuta H, Wakami K, Gotoh T, Kikuchi S, Kimura G
    第76回日本循環器学会学術集会
    Cardiac Sympathetic Nerve Function in the Remote Normal Region in Patients with Prior Myocardial Infarction and Left Ventricular Remodeling
    平成24年3月
    福岡