失語症のある人向け スマホでつながろう Zoomの使い方講座・接続体験を開催しました。

ページ番号1002782  更新日 令和6年2月6日 印刷 

『失語症のある人向け スマホでつながろう Zoomの使い方講座・接続体験』を開催しました。

なごや高次脳機能障害支援センターでは、昨年9月16日の「LINEの活用講座・情報交換会」に引き続き、今回はZoomの講座を開催しました。名古屋市総合リハビリテーションセンターをご利用中の方をはじめとして、今回は地域にお住まいの方にもご参加頂けました。9名の失語症の方が参加され、6名の意思疎通支援者が同席しました。

参加者全員の自己紹介の後に、現役大学院生のICTボランティアさんとなごや福祉用具プラザのリハビリテーション工学技師が講師となり、Wi-Fi接続からZoomの基本的な操作を学びました。センターのWi-Fiは認証が必要となっており、接続では試行錯誤しましたが、皆さん無事接続完了!招待状を介して、いざZoomへ入ると自分の顔が画面に現れ、イヤホンからは会話のやり取りの声も聞こえてきました。「これがZoomか~!」と感動している人や操作に戸惑う人もいながら、みなさんZoomの基本操作を体験して頂けました。

その後、実際に活動している『あつまれ女子会』という女性の失語症オンラインサロンや『失語症ジョブカフェオンライン』に参加されている失語症の当事者さん達とZoomをつないでクイズやフリートークを楽しみました。クイズの中で当事者さんから「いったい、ここはどこでしょう??」と問題が出されました。なんとZoomで繋がっていた先は【熊本県!】名古屋から遠く離れた熊本県の方と繋がっていることに皆さんとってもビックリ!!でした。

Zoomを使って、遠くにいる方でも、お顔を見ながら皆さんでお話をして繋がれる、新たなツールがあることを知っていただくことが出来ました。

終了後に実施したアンケートでも満足度の高い結果となり、私たちにとっても充実したひとときとなりました。

なごや高次脳機能障害支援センターでは、今後も失語症のある人たちが情報を入手しやすく、交流しやすい社会となるよう、ICTボランティア技術を学ぶ機会を設けていきたいと考えています。次回の開催はまだ未定ではございますが、またの機会も皆様のご参加をお待ちしております。

講座風景1

講座風景2