失語症のある人向けLINEの活用講座・情報交換会を開催しました。

ページ番号1002523  更新日 令和5年10月6日 印刷 

『失語症のある人向け LINEの活用講座・情報交換会』を開催しました。

なごや高次脳機能障害支援センターでは、9月16日(土曜日) 失語症のある人向けに『LINEの活用講座・情報交換会』を開催しました。今回初めての試みとして、名古屋市総合リハビリテーションセンターをご利用中の、40代~70代、男性11名、女性1名の12名にご参加いただき、当センターの地域医師会室で開催しました。また、4名の方に失語症者向け意思疎通支援者が同行し、受講を支援していただきました。

参加者全員の自己紹介、LINEの活用状況のアンケートにご協力いただいた後に、なごや福祉用具プラザのリハビリテーション工学技師が講師となり、『LINEの基礎講座』を行いました。iphone、アンドロイドの2チームに分かれて、「お友達追加」から始まり、「文字入力」「スタンプ」「写真の添付」「音声入力」「音声読み上げ」などを学びました。支援者の力も借りながら、次々と「先生!」と質問の手が上がり、講師はひっぱりだこ。皆さんが積極的でやりがいのあるひとときでした。

続いて、なごや福祉用具プラザでICTボランティアとして活躍しているお二人の失語症当事者の方から「なごや福祉用具プラザ ICTボランティア活用のすすめ」として、ICTに関する個別相談や、失語症のある人もない人も一緒に学ぶICTボランティア体験会についてご紹介いただきました。

受講された皆さんには、最後に振り返りのアンケートにもご協力いただき、LINEについてもっと知りたい、Zoomのような他のアプリが知りたい、その他のスマホの機能も知りたい、という声をいただきました。

今回のLINE講座・情報交換会を通して、ご参加の皆さんにとって、何か1つでも新しい発見があったら、嬉しく思います。また、今回の講座だけで解決出来ない課題がある方や、積極的にICTボランティア体験がしたい、という方が、今後個別相談やICTボランティア体験につながっていただければ幸いです。

そして、なごや高次脳機能障害支援センターでは、今後も失語症のある人たちが、人との交流や情報へのアクセスがしやすくなるよう、失語症のある人と一緒にICT技術を学ぶ機会を作って行きたいと思います。次回は1月頃、Zoomの参加体験会を予定しています。

講座風景1

講座内容1

講座内容2