令和5年度業務研究等事業中間報告会を開催しました

ページ番号1002664  更新日 令和5年12月11日 印刷 

令和5年度業務研究等事業中間報告会の様子

令和5年11月27日に今年度進行中の業務研究等事業(継続5件・新規3件)に関する中間報告会を開催しました。

当事業団では、高度な専門性に基づく先進的・先駆的事業を展開し、質の高いサービスを提供するという使命を遂行していくにあたり、その基盤となる研究等を推進するとともに、職員の職務能力等の向上を図るため、業務に関連する研究等について取り組んでいます。

それぞれの研究概要を紹介します。

継続1「回復期脳卒中患者における上肢麻痺の予後予測指標の構築」 作業療法科 庵本直矢
重回帰分析を用いて、脳卒中の患者様の6週間後の上肢機能を予測する式を作成します。

継続2「重回帰分析を用いた、回復期脳卒中者の下肢運動麻痺予後予測指標の作成」 理学療法科 伊藤寛之
重回帰分析を用いて神経学的評価等から6週間後の下肢機能を予測する式の作成を目指します。

継続3「自立訓練および就労移行支援における高次脳機能障害者の自己認識の変化に関する研究」 就労支援課 柏木晴子
高次脳機能障害者の自己認識が自立訓練と就労移行支援を利用することでどう変化するかを調査します。

継続4「脳脊髄液領域における放射性薬剤分布測定法の妥当性に関する検討」 企画研究室 林 絵美
PET画像で脳脊髄液中の放射性薬剤濃度を正確に推定するため、補正法を検討しています。

継続5「脳卒中後上肢運動失調に対する課題指向型訓練とロボット療法の併用に関する予備的研究」 作業療法科 渡邉史織
脳卒中後に上肢運動失調があり、課題指向型訓練とReoGo®-Jを用いた患者様について効果を検討します。

新規1「脳卒中後上肢運動失調に対する課題指向型訓練とロボット療法の併用に関する効果検討」 作業療法科 渡邉史織
上肢運動失調があり課題指向型訓練とReoGo®-Jを用いた患者様と、他施設で課題指向型訓練と従来法を行った患者様のデータを比較します。

新規2「15OガスPET検査におけるガス漏洩をいち早く検出可能な放射能リアルタイム測定装置の提案および臨床応用に向けた初期的検討」 企画研究室 林 絵美
15OガスPET検査における放射性物質の漏れをいち早く知るため、安価な放射線検出器を用いた装置の開発を目指します。

新規3「脳卒中後抑うつ状態の病態解明とその予測因子の探索」 理学療法科 生田旭洋
2025年3月までに名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院に入院した20~64歳の脳卒中の患者様について、抑うつ評価と身体・認知機能等の関連性を調べます。

令和5年度業務研究等事業中間報告会の様子