感染症対策研修を開催しました。

ページ番号1002464  更新日 令和5年8月4日 印刷 

講師の写真

7月13日に感染症対策チームにより、院内研修が開催されました。新型コロナウイルス感染症は2023年5月より感染症法上の区分が「5類」となったものの、定点把握では感染者数は増加傾向となっておりますので、感染対策をしっかりしての研修となりました。ここ数年は、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、対面研修が行えないことや、参加人数をかなり絞って開催するなど、色々な制限が必要でした。

今回は医師の方をはじめ、医療部門、福祉部門問わずの多くの方が参加されておりました。久しぶりに対面で開催されましたが、みなさんマスクをしっかり装着されていること以外は新型コロナウイルス感染症の流行前のような、とてもよい雰囲気の研修となっておりました!事業団に入ってから数年の若手の職員の方のなかには、初めての経験となった方もいたかもしれないことを思うと長い流行だったと改めて感じました。

研修の内容は手指衛生を中心に個人防護具(手袋やガウン)の装着方法、高頻度接触部位として、ドアノブや様々な人の触れる場所の拭き取りの方法などを学びました。実演を交えながら企画していただいたこともあり、理解しやすく、とても記憶に残るものとなりました。配布資料については、図なども多く、それぞれの職場に戻ってからも実践しやすい工夫がされていました。

研修のなかで特に印象の深かったものに、手や指へのアルコール手指消毒剤の塗布状況を特殊なライトを活用して視覚的に確認するものがありました。十分にアルコール手指消毒剤を塗り込んだあと,ライトに手を当てると薬剤に反応して目立つため、塗布状況がよくわかります。多くの方がきれいに擦り込むことができていたように思いましたが、自分の塗り残しやすい箇所などを認識することができていたようです。

実施後アンケートの結果では、理解が十分に深まったという回答が多く、研修の質の高さがうかがえました。業務上困っていることがあるかという質問には多くのご意見が挙がっており、まだまだ課題も多いようですが、当事者意識をもって考えているからこそたくさんの意見が出ているのではないかと思っています。感染症対策については、毎日行うものだからこそ、基本に忠実に確実に行っていけるとよいですね。

最後に、研修受講者は、事業団公式マスコットキャラクター『りはみん』のかわいいシールをもらうことができ、手指衛生の研修を受講済みという目印になっています。名札に貼っている方が多いと思いますので、リハビリセンターにお越しの際には是非探してみてください。今回、業務や時間の関係で研修に参加できなかった職員には、伝達講習を行うことで知識を深めてもらい、職員全体が高い意識をもって感染対策に取り組んでいきます。

手の確認