あいち高次脳機能障害支援フォーラムが開催されました

ページ番号1002666  更新日 令和5年12月20日 印刷 

あいち高次脳機能障害支援フォーラムが開催されました

登壇者

 11月25日(土曜日)、中区役所ホールで「あいち高次脳機能障害支援フォーラム」が開催されました。コロナ禍ではオンライン開催でしたが、今年は4年ぶりの現地開催となりました。

 第一部では日本高次脳機能障害友の会理事長の片岡保憲さんより、支援者と当事者家族の立場から「必要とする支援とは」と題しご講演いただきました。さまざまな事例の紹介を通して、高次脳機能障害を取り巻く社会的課題と支援の可能性についてお話しいただきました。

 第二部はスーパー座談会として、当事者の立場からルポライターの鈴木大介さん、当事者ご家族の立場からイラストレーターの柴本礼さんにご登壇いただき、第一部の片岡さんも交えての対談でした。鈴木さんの当事者としての苦悩と、柴本さんの傍で支える家族の苦悩を、非常に具体的でリアルな言葉で伺うことができました。「介護者(支援者)には支えを、当事者には居場所を」という言葉は、登壇されたお三方からの共通するメッセージであり、当事者も当事者を支える家族や支援者も心のゆとりが持てる社会であること、楽しみ・生きがいがあることの大切さを改めて感じた対談でした。

 当日は184名の来場があり、アンケートからも当事者・ご家族さんからの反響も大きく「支援のヒントになった」、「普段聞けない当事者の意見が聞けたことがとてもよかった」、「共感できた、気持ちを代弁してもらえて心が軽くなった」というお声を多くいただきました。

 なごや高次脳機能障害支援センターでは引き続き高次脳機能障害の支援普及により一層尽力してまいります。引き続き皆様のご協力のほどお願いいたします。

会場