経営戦略計画
名古屋市総合リハビリテーション事業団「経営戦略計画の概要(第6次:令和8年度~令和10年度版)」をご覧いただけます。
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1 はじめに
当法人は、名古屋市の障害福祉施策の中核を担う団体として、制度改正や新た なニーズ・社会動向等に迅速かつ柔軟に対応していくとともに、自主的、自立的、持続的に戦略性を持った経営を実践していく必要があり、現状と課題等から具体的な取り組みを明確にし、実践していく計画として、第6次経営戦略計画を策定しました。
2 現状と課題
(1) 総合的な支援と地域支援力の向上
利用する方の個々に望む地域での生活定着に向けて、当法人の各部門が一体となって総合的な支援に引き続き取り組むとともに、地域の支援機関等とのネットワークを強化し、地域全体での支援力の向上に貢献できるよう取り組む必要があります。
(2) 新たなニーズ・社会動向への対応
リハビリテーションと高次脳機能障害者支援の中核施設として、専門性向上や関係機関との連携強化を進め、複雑・複合化する支援ニーズに対し包括的支援体制の構築に取り組む必要があります。また高次脳機能障害者支援法の施行に伴う支援策の充実・強化や、障害者スポーツの振興、介護テクノロジーの活用、バリアフリーの推進など新たな社会動向に柔軟に対応することが求められています。
(3) 広報活動・情報発信の強化
公式ウエブサイトや広報誌に加えSNSや外部メディアを活用し、専門性や取り組みを分かりやすく発信して認知向上を図る必要があります。さらに支援につながっていない人を確実に支援へ結びつけるためにも、見学会や研修会を通じて地域の支援機関等とのネットワークを強化し、支援技術の普及等に貢献していくことが求められています。
(4) 安心・安全な施設環境の確保
リハセンター及び障害者スポーツセンターは、開設後相当年数が経過し、一部設備では老朽化により更新が必要な状況にあります。利用者の安心・安全、利便性・快適性の観点から、名古屋市と連携して施設の環境整備に努めていく必要があります。
(5) 経営改善・業務効率化の推進
職員のコスト意識の醸成を図り、運営状況を把握しながら収入確保や経費削減等に向けて取り組む必要があります。また、安心・安全で、効率的かつ効果的な経営を行うため、職員一人ひとりの業務改善への意識向上とICTの活用などにより、業務の進め方や運用方法を工夫しながら業務効率を高めることで、職員が利用者への対応を充実できるよう努めなければなりません。
(6) リスクマネジメントの強化
感染症や災害、事故、システム障害など幅広いリスクに対応できる体制づくりが重要となります。平時からBCPや安全管理指針の見直し等を行い、緊急時に利用者・入所者・職員の安全を最優先に迅速かつ適切に対応できる体制整備が求められています。
(7) 研究への取り組みの推進
サービスの質の向上や職員の知識・技術向上等のための業務関連研究に加え、外部機関等との共同研究やリハビリテーション研究基金による研究、制度改正等への提言につながる調査・研究を推進する必要があります。また研究成果を利用者や地域に還元し、支援の質の向上につなげる役割が求められています。
(8) 人材確保・人材育成の充実強化
高い専門性の保持のため資質の高い人材確保を継続し、経験や技術を伝承し次世代を担う人材を育成するために、人材育成基本方針をより発展的に進めていく必要があります。指導・支援体制の整備や研修の充実、学習成果の組織還元の仕組みづくりも求められています。
3 経営理念と経営戦略方針
(1)経営理念
私たちは、利用者の意向を尊重したリハビリテーションを通し、人々が地域で自分らしく、尊厳をもって生活することができるよう支援するとともに、自らの専門性を高め、自己の成長を図ります。
(2)経営戦略方針
- 方針1 :利用者の人権と尊厳に配慮し、個別ニーズに対応した総合的で一貫性のある専門的サービスを提供します。
- 方針2 :名古屋地域を中心としたリハビリテーション・障害者福祉の中核施設としての役割を果たすとともに、リハビリテーションや障害者スポーツに関する先駆的、先進的な取り組みを推進し、その成果を広く社会へ普及還元します。
- 方針3 :経費の効果的な執行と収入の確保を図り、安心、安全で、効率的、効果的な経営を行います。
- 方針4 :働きがいのある職場作りから、高い専門性を持ち、温かさと豊かさを備え人材の育成に努めます。
4 戦略目標と成果指標
【こたえる】
| 戦略目標1 | 利用者の意向を尊重し、利用者の可能性を最大限に発揮でき、必要な時に必要なサービスを受けられるよう、ライフステージに応じた支援を行います。 |
|---|---|
|
主な取組の 方向性 |
・利用者ニーズに基づくサービス提供の充実 ・相談から支援、地域生活への移行までを見据えた支援体制の強化 |
| 成果指標 |
・利用者満足度 ・機能訓練利用者におけるSIM向上者の割合 ・就労移行支援事業一般就労者数・就労定着率 ・障害者就労支援センター一般就労者数 ・視覚障害者支援における就労支援部門との協働支援件数 |
| 戦略目標2 | 利用者にとって安心・安全で快適な環境を提供するため、リスクマネジメント体制の強化と計画的な施設・設備管理を行うとともに、経費の効果的な執行と収入の確保を図り、安心、安全で、効率的、効果的な経営を行います。 |
|---|---|
|
主な取組の 方向性 |
・施設・設備の計画的な維持管理と環境整備 ・利用率向上による収入確保 |
| 成果指標 |
・施設・設備に関する利用者満足度 ・障害者支援施設の利用率 |
【すすめる】
| 戦略目標3 | 名古屋市における障害者福祉の中核を担う団体として、関係機関との連携を推進し、相互の機能向上と調整機能の強化を図ります。 |
|---|---|
|
主な取組の 方向性 |
・医療・福祉・教育・就労・スポーツ等の関係機関との連携強化 ・中核施設としての調整・コーディネート機能の発揮 ・人材育成や専門性向上を通じた地域支援力の底上げ |
| 成果指標 |
・関係機関との連携件数 ・ケア会議等の実施件数 ・講師派遣・講演件数 |
| 戦略目標4 |
新たなニーズや社会動向を的確に捉え、先駆的・先進的な事業や研究に取り組むとともに、その成果を積極的に情報発信します。 |
|---|---|
|
主な取組の 方向性 |
・新たなニーズ把握と先駆的取組の推進 ・研究・開発や共創によるモデル機能の発揮 ・成果や支援技術の体系化と情報発信の強化 |
| 成果指標 |
・先駆的・先進的取組の実施件数 ・研究・モデル機能に関する相談件数 ・広報・情報発信件数 |
【そだてる】
| 戦略目標5 | 研究・開発及び人材育成を通じて、専門性と組織力の向上を図ります。 |
|---|---|
|
主な取組の 方向性 |
・研究・開発基盤の強化 ・計画的・体系的な人材育成の推進 |
| 成果指標 |
・学会発表件数 ・外部機関との共同研究・取組件数 ・研修企画件数 ・実習・インターン受入人数 |
ここで示した経営戦略目標および成果指標は、相互に連動しながら、本計画期間における法人運営と事業推進の指針となるものです。今後は、各部門において具体的な実施計画を策定し、進捗管理と検証を行いながら、計画の着実な推進を図ります。
成果指標に対する実績
第1次経営戦略計画(平成23年度~25年度)成果指標に対する実績
第2次経営戦略計画(平成26年度~28年度)成果指標に対する実績
第3次経営戦略計画(平成29年度~31年度)成果指標に対する実績
第4次経営戦略計画(令和2年度~4年度)成果指標に対する実績
第5次経営戦略計画(令和5年度~7年度)成果指標に対する実績
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