脳外傷リハ講習会を開催しました(2018年10月6日)

ページ番号1001346  更新日 平成30年11月17日 印刷 

画像:寸劇の様子

10月6日(土曜日)に中区役所ホールで、脳外傷リハビリテーション講習会を開催しました。当日は当事者・家族をはじめ、医療福祉関係者など、262名の方にご参加いただきました。

この講習会は、一般社団法人日本損害保険協会の助成を受けて、県内の高次脳機能障害関係団体と当事業団で実行委員会を組織して、毎年開催しているものです。平成15年度から始まり、今年度で16回目になります。

今年度は「家族支援」をメインテーマとして、2部構成で行いました。

第1部の基調講演では、医療法人巖心会栃内第二病院臨床心理科の山舘圭子先生をお招きして、「当事者・家族の思いと高次脳機能障害支援」についてお話いただきました。困っている事柄の背景にある原因(高次脳機能障害の症状)を、支援者がきちんと整理して当事者・家族へ伝えることの大切さを改めて考えさせられる内容でした。

第2部は、例年とは趣向を変えて、社会的行動障害への対応のヒントを寸劇(「デパ地下のプリン」、「電車の中でイイコトした!」の2本)にて紹介しました。途中で何度も台本を書き替えながら、当事者家族と支援者で1つのものを作り上げていく作業は大変でしたが、得るものがとても多い作業でした。寸劇と解説をセットにすることで「とてもわかりやすかった」「実際に試してみます」などの感想を多くいただきました。

当日の運営に携わっていただいた皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。