ニューロリハビリテーション外来を開設しました(2021年10月)

ページ番号1002188  更新日 令和3年10月13日 印刷 

 名古屋市総合リハビリセンター附属病院では平成24年から脳卒中後の運動麻痺のある方で、痙縮に対する治療として、ボツリヌス療法の提供を開始しました。平成29年からは反復性経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)を開始しており、現在までに40件を超える件数の治療にあたってきました。

 現在では、ボツリヌス療法、rTMS治療ともに地域ではトップクラスの治療件数となっており、相談件数も年々増加してきています。また、これまでも理学療法科・作業療法科ではリハビリテーション用に開発されたロボットや電気刺激を用いた治療法にも積極的に取り組んできました。このように附属病院では医師をリーダーに、リハビリテーション部門では脳卒中後の片麻痺のある方を対象とした先進的なリハビリテーションに力を入れて運営を心がけて参りました。

 名古屋市総合リハビリテーション事業団の理念では、「リハビリテーションの中核施設としての役割を果たし、先駆的、先進的な取り組みを推進し、その成果を広く社会に普及還元する」こととなっております。この理念に則り、今まで以上に質の向上や、効率的な運営を行っていくにあたり、10月1日より「ニューロリハビリテーション外来(専門外来)」を開設する運びとなりました。今後もより一層職員が協力し合い、この地域でのリハビリテーションを盛り上げていけるように努めて参ります。今後ともよろしくお願い申し上げます。