ADL室を紹介します(2021年5月)

ページ番号1002054  更新日 令和3年7月19日 印刷 

 

今回、リハビリテーション部からADL室の紹介をさせていただきます。

 ADLとは日常生活動作(Activity of Daily Living)の略語で食事、整容、排せつ、入浴、更衣、移動など生活を営む上で欠かせない動作のことを示します。当院のADL室には実際に調理を行える台所と、入浴動作の練習に使用する浴室があります。実際の自宅により近い環境を設定して練習に取り組めるようになっています。

車椅子座位での調理

立位での調理動作

野菜炒め

訓練で使用する浴槽

 

 入浴の練習を行う浴室は、手すりの位置や浴槽の高さが調整でき、利用される方に応じた細かなセッティングが可能です。併せて、福祉用具を使った入浴方法の提案をさせて頂くこともあります。


 主に作業療法で使用してる調理台は、数年前に改修があり、コンロがガスからIHになりました。
 また、利用される方に応じて調理できるように調理台の高さを変えることが可能です。車いすやその方の身体や環境に合わせて場面設定を行って実施しています。
 練習で作っていただくメニューはカレー、肉じゃが、お味噌汁、野菜炒めが多く選択されます。ベテラン主婦の技や、男性の方のこだわりをもった隠し味など、私たちが勉強になることもあります。調理の練習は、安全に関して十分に配慮して行っています。

 

リハビリテーション部ではリハビリ室以外でもこのADL室を使用して、円滑な社会・自宅復帰を目標としたリハビリに取り組んでいます。                                         今後も、ひとりひとりの患者様に応じたリハビリテーションを提供できるよう頑張っていきます!