第1回「おむつ選びの専門家」養成研修を開催しました。

名古屋市では令和4年度より「おむつ選びの専門家」養成研修が開始されました。第1回目は8月12・19日、2回目は9月1・15日に開催し、43名の「おむつ選びの専門家」が名古屋市に誕生いたしました。
研修ではおむつの特徴や性質の説明にとどまらず、おむつの着用体験・吸水実験、高齢者疑似体験や福祉用具体験、グループワーク等を通し、おむつを選ぶための実践的な力を身に付けられる内容となっています。
おむつを使う方の気持ちについても考え、排せつケアはおむつだけが解決方法ではないことも学んでいただきました。

2日間の研修を受講していただき、理解度確認試験に合格された方には名古屋市長からの認定証、のぼり旗、ステッカー、バッジ等が配布されます。
受講者の多くの方が「お客様のお困り事に対して適切なアドバイスが自信をもってできるようになりたい」との目標を持って意欲的に参加されていました。講師の体験談からヒントを得た、演習を通して理解が深まった、羞恥心への配慮の大切さを学んだ、排せつに困っている方に寄り添って支援していきたい等の声が聞かれました。
第3回目は令和4年10月5日（水曜日）・6日（木曜日）に開催いたします。
「おむつ選びの専門家」の誕生により、市民の方がより身近な相談相手におむつ選びや使い方のアドバイスが受けられる場所が増え、高齢者の方の排せつの自立支援や排せつケアを行うご家族などのご負担が軽減し、どなたもが、“気持ちよく排泄ができる”ことを願っております。