理事長あいさつ

ページ番号1000565  更新日 令和3年7月13日 印刷 

理事長からのご挨拶です。


 日頃から当法人の事業運営につきまして、ご理解とご協力をいただき、厚くお礼申し上げます。

 事業団は、昭和63年秋、ノーマライゼーションの理念のもと、障害のある方に対し相談から医療、訓練を経て社会復帰に至るまでの総合的なリハビリテーションサービスを提供することを目的とした「総合リハビリテーションセンター(以下、リハビリセンターという。)」を運営するための法人として名古屋市により設立されました。

 このリハビリセンターの設立目的、すなわち事業団の設立目的は現在においても変わることはありませんが、その後障害のある方々やリハビリセンター、事業団を取り巻く状況は大きく様変わりしています。障害福祉の分野では、社会参加の確保及び地域社会における共生、社会的障壁の除去に資するための「障害者総合支援法」が施行され、インクルーシブな社会の実現に向けた取組みが進められています。医療・介護分野についても、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される「地域包括ケアシステム」の実現により、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることを目指しています。

 現在事業団では、医療と福祉が一体となって支援を行うリハビリセンターを中心に、「なごや福祉用具プラザ」、「障害者スポーツセンター」、「瑞穂区障害者基幹相談支援センター・地域活動支援センター」、「障害者就労支援センター」、介護保険事業など、様々なサービスを通した支援を行っています。また、この地域の支援拠点機関として取り組んできた高次脳機能障害者への支援に関し、令和3年7月には「なごや高次脳機能障害支援センター」を開設し、支援の拡充を目指していきます。

 事業団におきましては、今後とも一人ひとりの利用者様の意向を尊重したより良いリハビリテーションサービスの提供に努めるとともに、研究・開発、職員の自己研鑽などを通して先進的・先駆的な取組みに力を入れていきます。

 また、リハビリセンターは、名古屋市域・愛知県域におけるリハビリテーションサービスの中核施設としての使命も帯びております。行政機関や地域の関係機関などと緊密に連携を取りながら、チームとして利用者様を支援するとともに、事業団がこれまで培ってきた知識・経験を広く社会に還元し、地域支援体制の強化、都市型の障害者リハビリテーションの推進や障害福祉の普及・啓発にも積極的に取り組んでまいります。

 利用者様、関係の皆様、関係機関の皆様におかれましては、より一層のご指導・ご協力を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。

令和3年6月21日  社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団

理事長 山田 和雄

 

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