季刊オレンジロード第18号

副理事長就任ごあいさつ

　平成30年6月18日付で長谷川弘之さんの後任として副理事長に就任しました。どうぞよろしくお願いいたします。
　私は昭和56年4月に名古屋市職員に採用され、健康福祉局、子ども青少年局で主に福祉関係の施策を担当し、この2年間は天白区役所で仕事をしていました。
　リハビリテーションセンターは地下鉄「総合リハビリセンター」駅とつながっていて、利用者の皆様にとっても分かりやすく便利で、名古屋市のリハビリの中核施設にふさわしい環境だと日々実感しています。

　名古屋市総合リハビリテーション事業団（以下、事業団）は今年30周年を迎えました。様々な記念行事や記念誌の発行も予定されています。こうした節目の年に事業団の一員になれたことを光栄に思い感謝しています。
　リハビリテーションセンターは名古屋市域の障害者福祉とリハビリの中核施設であり、今後もそうあらねばなりません。開設当初は名古屋市が設立した事業団に事業を委託するという形でスタートしましたが、今は公募による指定管理者制度に移行しました。
　なごや福祉用具プラザ、障害者スポーツセンター、障害者就労支援センター、基幹相談支援センターの受託も開設当初はなかったものです。社会福祉法人改革、医療制度や介護保険制度など事業団を取り巻く環境も大きく変わるとともに、財政問題も含め今後の法人運営には厳しい課題もたくさんあります。

　就任して3カ月足らずですが、事業団の職員が自分の仕事に誇りを持ち、専門職としての自信に満ち、真摯に仕事に取り組んでいる姿をたいへんたくましく感じています。名古屋のリハビリは自分たちが担っている、そんな姿勢が満ち溢れているようです。
　事業団の職員が、前向きに意欲をもって仕事ができる環境を整え、皆様の期待に応えていくことが私の使命だと思っています。
　微力ではありますが事業団の職員と力をあわせて諸課題に立ち向かい、今後の事業団の発展に携わっていきたいと思います。
　ご指導ご鞭撻いただきますようよろしくお願いします。

第21回国際福祉健康産業展　～ウェルフェア2018～開催報告

　平成30年5月17日～19日、ポートメッセなごやにて、第21回国際福祉健康産業展～ウェルフェア2018～が開催されました。当事業団は毎年、名古屋国際見本市委員会等と主催者として参画するとともに、なごや福祉用具プラザがこの展示会に出展しています。
　今回なごや福祉用具プラザの出展ブースでは『生活の中の福祉用具』というテーマで、ブースをそれぞれ衣・食・住に分け、生活を豊かに便利にする福祉用具の展示を行いました。

　開催期間中は午前・午後で各一回ずつミニ講座も行いました。それぞれ30分間の講座でしたが、終了後も内容についてのご相談で会場に残った方々も見受けられました。
　介護ロボット展示コーナーでは、認知症ケアのアザラシ型ロボット「パロ」や、愛知県で生まれた赤ちゃんロボット「スマイビ」などとふれあう体験をしていただきました。一日中、健気に愛嬌を振りまくロボットは、「かわいい～」とたくさんの方に抱っこされ癒し効果を発揮しました。
　また、新しい歩行支援用具として、名古屋工業大学の受動歩行ロボットから生まれた、モーター等の使わない歩行アシストACSIVE（アクシブ）とaLQ（アルク）の紹介・体験も行いました。

　今後も様々な機会でプラザの機能や福祉用具を普及・啓発し、高齢者や障害者の方の自立の支援に繋げていきたいと考えています。

居場所・サロン事業開催報告

看護の日イベントを開催しました

　平成30年5月16日（水曜日）に居場所・サロン事業の一環として看護の日イベントを開催しました。今回は「種だんごを作ろう」をテーマに、種だんごの作成や健康相談、ポスター掲示による情報提供を行いました。

　種だんごとは植物の種と数種類の肥料を団子状にしたもので、庭などにおいておくと植物が育ちます。初めて聞いたという参加者も多く、看護師と土をこね、丸め、種をつけるという作業を行いました。麻痺のある方も看護師の介助で上手にこねていました。
　健康相談のコーナーでは、身長・体重を測定しBMIによる肥満指数の算出、血圧測定、生活習慣病チェックシートを使用して日常生活の悩みの相談などを行いました。来場者の方から健康について日頃感じていることや不安に思っていることなどをゆっくりとお聞きする貴重な機会となりました。

「あなたは大丈夫？メタボリックシンドローム」を開催しました！

　平成30年6月18日（月曜日）福祉スポーツセンターにて「あなたは大丈夫？メタボリックシンドローム」を開催しました。今回は福祉スポーツセンターのスポーツ教室と合同にて開催しました。
　この講座ではメタボチェックの実施、保健師から講話、体育指導員によるストレッチの実演を行いました。相談会では、「メタボリックシンドローム」に関する栄養や生活習慣に関するご質問を皆さまからいただき、保健師や体育指導員が回答しました。
　今後も地域にお住まいの皆様にとってお役に立てられるよう、いろいろなご相談をお受けしていきたいと考えております。

名古屋市総合リハビリテーション事業団　設立30周年記念イベントを実施

　平成30年7月31日（火曜日）に名古屋市総合リハビリテーション事業団設立30周年記念の地域向けイベントとして、天平ステージショーと事業団広報（障害者スポーツ体験、福祉用具展示など）を行いました。
　天平ステージショーでは、瑞穂区内の方を中心に、約350名の参加がありました。また、全体でお子さんも60名以上が参加。最前列に用意しておいた子どもシートを急遽増設するほどでした。
　天平さんも会場設営や演出を自らプロデュースするなど、凱旋公演にかなり気合を入れて準備してくださいました。本番ではボールやリングなどを使ったジャグリング、デビルスティックなどの絶妙な演技、ディアボロでは天平さんが世界で初めて成功させた大技に拍手が沸き起こり、観客も大いに盛り上がっていました。最後のカードマジックではトランプの絵柄を「祝30周年リハビリセンター」の文字に変えて、30周年記念イベントにしっかり花を添えてくださいました。
　天平ステージショーの前に行っていた事業団広報では、参加した方がボッチャや車いすバスケを楽しんだり、装具や利き手交換のための箸を試用したりするなど福祉用具に触れていただきました。参加した方からは、「センターや福祉のことを知るよい機会になった」「またこうした機会をつくってほしい」との声もいただきました。
　運営にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

• 天平（TEMPEI）
  名古屋市瑞穂区出身。
  シルク・ドゥ・ソレイユ公式登録ア－ティスト。
  世界30か国以上で活躍中のジャグリングパフォーマー。
  アメリカで行われたジャグリングの世界大会では、デビルスティックを使った独創的な演技で優勝。

事務・社会福祉職の就職説明会を開催しました

　平成30年5月22日および23日、事務社会福祉職向け就職説明会を開催しました。22日は15名、23日は9名の方にご参加いただきました。両日とも施設見学の実施や、現役職員の方にお話を頂くなどして、参加者の皆様には事務社会福祉職への理解を深めてもらいました。
　また、今年度は初の試みとして、6月15日に体験型就職説明会も開催しました。
　午前中は、事務職の体験と題し、内部の広報誌の作成をイメージしながら、職員にインタビューをしてグループで見出しを考えるという作業を行いました。
　生活支援課、就労支援課の職員をインタビューし、実際の勤務の様子や、仕事のやりがい、大変さなど具体的な話を聞き、まとめ、発表していただきました。
　午後からはスポーツレクリエーションに参加して頂き、卓球と視覚障害者向けバレーボールを実施していただきました。午前とは打って変わって動きのある体験をしてもらい、皆さん楽しんでいただけたようでした。
　今後もより良い職員採用に向けて動いていければと考えております。

センター説明会を開催しました

　平成30年7月18日に名古屋市総合リハビリテーションセンター説明会を開催しました。
　この説明会は、当センターで行われている障害のある方に対する一貫した支援の流れを関係機関の職員の方々に紹介するために開催するもので、昨年度に引き続き4回目の開催となります。
　センターの事業や支援の流れ、看護部門、リハビリテーション部門、自立支援部門、高次脳機能障害支援部門の各部門の支援内容についてのご紹介と事例紹介、施設見学を行いました。今年度も昨年度同様、1日開催とし、見学を充実させました。
　今回の参加者は全体で38名で、そのうち医療機関のソーシャルワーカーの方が26名と過半数でした。
　質疑応答、説明会終了後の個別相談会では、参加した方から様々な質問・相談があり、各担当者が回答しました。
　参加者アンケートでは、「センター各部門の機能がよくわかった。」「見学で実際にリハビリをされている方の様子をみて、支援のイメージがつかみやすくなった。」「定期的に開催してほしい。」との感想をいただきました。
　今回の説明会について良かった点、改善すべき点を次回に活かすとともに、当センターと関係機関の職員の方々とのよりよい関係づくりのために、説明会を始めとした広報に力を入れていきたいと考えています。ご協力いただいた職員のみなさん、ありがとうございました。

イベント情報

第18回全国障害者スポーツ大会（福井大会）

日時：平成30年10月11日（木曜日）～16日（火曜日）

第15回名古屋市障害者スポーツ大会

日時：平成30年11月11日（日曜日）（ボウリングの部）
　　　　平成30年11月18日（日曜日）（卓球の部）
　　　　平成30年11月22日（木曜日）（バレーボールの部）

場所、対象者、申込方法詳細等は事業団ウェブサイトまたは下記問い合わせ先へ　
問い合わせ：名古屋市障害者スポーツセンター
電話：052-703-6633　ファクス：052-704-8370

上記の他、大会情報は随時事業団ウェブサイトに掲載しますので、ぜひご覧ください。

後期家族介護者教室「楽らく介護のすすめ～介護体験講座～」

対象者：介護に関心のある方。
名古屋市内北部・東部・西部・南部・中部で実施。各4回。

• 東部介護者教室  場所／名古屋市障害者スポーツセンター　定員／20名
  1. 10月18日（木曜日）食事のらくらく ～食具の使用と食事介助入門～
  2. 10月25日（木曜日）トイレのらくらく ～気持ち良い排便のすすめ～
  3. 11月 1日（木曜日） 移動のらくらく ～杖、歩行器、車いすの選び方・使い方～
  4. 11月 8日（木曜日） もしもに役立つ応急処置 ～救急車が来るまでにできること～
• 西部介護者教室  場所／中川区役所　定員／20名   
  1. 11月27日（火曜日）食事のらくらく ～食具の使用と食事介助入門～
  2. 11月30日（金曜日）移動のらくらく ～杖、歩行器、車いすの選び方・使い方～
  3. 12月 7日（金曜日）トイレのらくらく ～気持ち良い排便のすすめ～
  4. 12月21日（木曜日）在宅介護 ～介護保険でできること、できないこと～

日時、場所、申込方法等詳細は事業団ウェブサイトまたは下記問い合わせ先へ。
問い合わせ：なごや福祉用具プラザ　電話：052-851-0051　ファクス：052-851-0056

事業団職員大募集

「私たちと一緒に働きませんか」

現在募集中

正規職員　看護師
嘱託職員　嘱託調理員、嘱託看護師、生活支援員補助（夜間専従）、相談員、嘱託精神保健福祉士、プール監視員、調理補助

お問い合わせ先

社会福祉法人名古屋市総合リハビリテーション事業団
総務部総務課 採用担当
〒467-8622 名古屋市瑞穂区弥富町字密柑山1番地の2
電話番号 052-835-3811

最新の募集情報、待遇の詳細は事業団ウェブサイトをご参照ください。

• 事業団ウェブサイト（外部リンク）

事業団公式Twitter
名古屋市総合リハビリテーション事業団＠公式 @nagoya_rehab

事業所案内

• 名古屋市総合リハビリテーションセンター
• 福祉スポーツセンター
• 障害者就労支援センター めいりは

　〒467-8622
　名古屋市瑞穂区弥富町字蜜柑山1番地の2
　電話：052-835-3811　ファクス：052-835-3745

• なごや福祉用具プラザ

　〒466-0015
　名古屋市昭和区御器所通三丁目12-1
　御器所ステーションビル3F
　電話：052-851-0051　ファクス：052-851-0056

• 瑞穂区障害者基幹相談支援センター
• 地域活動支援センター つきみがおか

　〒467-0035
　名古屋市瑞穂区弥富町月見ヶ岡5
　NTT西日本八事ビル1階
　電話：052-835-3848　ファクス：052-835-3743

• 名古屋市障害者スポーツセンター

　〒465-0055
　名古屋市名東区勢子坊二丁目1501番地
　電話：052-703-6633　ファクス：052-704-8370