作業療法科

ページ番号1001175  更新日 令和1年10月16日 印刷 

身体に障害のある人または老年期に障害のある人などを対象とし、基本能力(運動機能・精神機能)、応用能力(食事やトイレなど生活で行われる活動)、社会生活適応能力(地域活動への参加・就労就学の準備)の維持・改善を目的として、日常生活の「作業活動」を手段とした治療や援助を行うリハビリテーション部門の一つです。

主な対象者

当センターでは、脳卒中・頭部外傷・脊髄疾患・神経筋疾患などのさまざまな障害のある入院・外来患者さんに対して作業療法を提供しています。

主な業務内容

身体機能の評価・訓練

・関節可動域・感覚・上肢機能などについて評価し、身体機能の維持・改善を目的とした訓練を行います。

日常生活活動・
日常生活関連活動訓練
・食事・更衣・排泄・整容などの基本的動作、掃除・調理などの応用的動作の自立・介助量軽減を目的として、個々に合ったより適切な方法を訓練・指導します。また、生活環境の設定、福祉機器や自助具の利用を検討します。
・公共交通機関の利用や買い物訓練にも取り組み始めています。

高次脳機能
評価・訓練

・記憶・注意・視空間認知などの高次脳機能を評価し、認知訓練や補償行動の獲得訓練を行います。
自動車運転評価・
適応訓練
・運転操作の適性について自動車運転シミュレーターを用いて評価します。また、改造機器の適応訓練も行います。

休日訓練

・入院患者さんを対象に、訓練効果をあげるため休日訓練を提供しています。

ロボットリハビリ

・入院の患者さんを対象に、上肢用ロボット型訓練装置ReoGo®-Jを使用した訓練を提供しています。作業療法士との訓練に加えて、ロボットによる訓練を行うことで、脳卒中後の肩や肘の麻痺の機能改善が期待できます。詳しくは上肢用ロボットReoGo®‐Jのページをご覧ください。

・主に脳卒中後の上肢麻痺の患者さんを対象に、電気刺激装置(IVES®)を使用した訓練を提供しています。患者さん自身の手の動き(筋肉の活動)をIVES®が読み取り、筋肉の活動に比例した電気刺激を流すことで、手の動きを補助しながらの訓練が可能です。

トピックス

学術実績

論文

  • 田中創,伊藤恵美,佐藤千賀子,落合祐貴,福井めぐみ:高次脳機能障害者の自動車運転における行動特徴と機能特性.総合リハビリテーション2014;42(5):455-462.
  • 塚本倫子,福井めぐみ,落合祐貴,田中創,小川鉄男:CI療法の長期的効果に関する予備的研究.愛知作業療法2015;23:55-59
  • 吉川美佳,伊藤竜二,田中創,小川鉄男,稲垣亜紀:ボツリヌス療法とCI療法を併用した一症例.愛知作業療法2015;23:44-48.
  • 堀本佳彦,稲垣亜紀,吉川美佳,神戸久美,田中創,安藤麗華,日比野敬明,田島稔久,深川和利,蒲澤秀洋:ボツリヌス毒素療法100例の投与結果―標準投与量と希釈濃度の確立を目指して―.臨床神経学;55(8):544-549.
  • 田中創,佐藤千賀子,落合祐貴,福井めぐみ,小川鉄男,深川和利,日比野新:高次脳機能障害者の自動車運転行動特徴.名古屋市総合リハビリテーション事業団研究紀要;1:10-16
  • 田中創,佐藤千賀子,塚本倫子,落合祐貴,福井めぐみ,小川鉄男,稲垣亜紀,堀本佳彦,日比野新:「麻痺側上肢集中訓練プログラム」の効果に関する予備的研究.名古屋市総合リハビリテーション事業団研究紀要;1:44-48
  • 田中創,福井めぐみ,林奈央子,庵本直矢,吉川美佳,塚本倫子,伊藤竜二,落合祐貴,渕上志織,神戸久美,松井沙織,武知恵,川人圭将,小川鉄男,深川和利,日比野新:高次脳機能障害者の認知・判断特性を考慮した運転適性評価法の検討.名古屋市総合リハビリテーション事業団研究紀要;2:13-19
  • 吉川美佳,林奈央子,松井沙織,田中創,稲垣亜紀,堀本佳彦,小川鉄男:ボツリヌス療法とCI療法の併用による効果の検討.名古屋市総合リハビリテーション事業団研究紀要;2:52-57
  • 伊藤竜二,落合祐貴,福井樹理,田中創,吉川美佳,小島雅子,村上美月,渕上志織,神戸久美,庵本直矢,堀場奈央,大西沙紀,小川鉄男,深川和利,日比野新:高次脳機能障害者の作業遂行特徴に関する研究ー箱作り法を用いて.名古屋市総合リハビリテーション事業団研究紀要;2:65-70
  • 庵本直矢,田中創,深川和利,日比野新,堀場奈央,小川鉄男:"高次脳機能障害者の自動車運転における行動特徴についての検討~ドライビングシミュレーターを用いて~".愛知作業療法2016;24
  • 伊藤竜二,落合祐貴,田中創,小川鉄男,深川和利:高次脳機能障害者の作業遂行特徴-箱づくり法を用いて-.愛知作業療法2016;24
  • 菅久美,伊藤竜二,庵本直矢,堀場奈央,田中創,堀本佳彦:ボツリヌス療法後のHANDS療法の併用効果.愛知作業療法2017;25
  • 庵本直矢,竹林崇,伊藤竜二,管久美,田中創:脳卒中後上肢麻痺に対するReoGo-Jを使用した回復期における自主練習の安全性および有用性の検討.作業療法2018;37(2):153-160.
  • 庵本直矢,竹林崇:回復期における脳卒中後の上肢麻痺に対してロボット療法と修正CI療法を組み合わせた治療を実施した一症例.(2018)作業療法,in press.

学会

  • 第55回 日本神経学会総会(2014年5月22日)

演題名:ボツリヌス療法の実際-標準投与量の確立を目指して-  研究者名:堀本佳彦,稲垣亜紀,吉川美佳,田中創,神戸久美,安藤麗華,日比野敬明,田島稔久

  • 第22回愛知県作業療法学会(2014年5月)

演題名:CI療法の長期的効果に関する予備的研究  研究者名:塚本倫子,福井めぐみ,落合祐貴,田中創,小川鉄男

  • 第139回 日本神経学会東海北陸地方会(2014年7月5日)

演題名:ボツリヌス毒素療法の実際-標準投与量の確立を目指して-  研究者名:堀本佳彦,稲垣亜紀,吉川美佳,田中創,神戸久美,安藤麗華,日比野敬明,田島稔

  • 第56回 日本神経学会学術大会(2015年5月20日~23日)

演題名:A型ボツリヌス毒素製剤療法(ボツリヌス療法)とConstraint Induced Movement Therapy(CI療法)の併用  研究者名:吉川美佳,堀本佳彦,田中創,林奈央子,松井沙織,塚本倫子,福井めぐみ,落合祐貴,小川鉄男

  • 第56回 日本神経学会学術大会(2015年5月20日~23日)

演題名:ドライビングシミュレーターからみた高次脳機能障害者の運転特性  研究者名:庵本直矢,田中創,大西沙紀,堀場奈央,深川和利,小川鉄男,日比野新

  • 第23回 愛知県作業療法学会(2015年5月24日)

演題名:箱づくり法からみた高次脳機能障害者の作業遂行特徴  研究者名:伊藤竜二,落合祐貴,松井沙織,田中創,小川鉄男,深川和利

  • 第52回 日本リハビリテーション医学会学術集会(2015年5月29日)

演題名:ドライビングシミュレーターを用いた高次脳機能障害者の運転適性評価  研究者名:田中創,庵本直矢,大西沙紀,堀場奈央,日比野新,深川和利,小川鉄男

  • 第39回 日本神経心理学会学術集会(2015年9月10日)

演題名:脳損傷者の家庭内トラブルと本人-家族間の障害認識程度の乖離との関係について  研究者名:落合祐貴,酒井浩

  • 第3回 自動車運転再開とリハビリテーションに関する研究会(2015年10月17日)

演題名:高次脳機能障害者の自動車運転リハビリテーションの検討  研究者名:田中創,庵本直矢,堀場奈央,大西沙紀,稲垣亜紀,小川鉄男

  • 第57回日本神経学会学術大会(2016年5月21日)

演題名:A型ボツリヌス毒素製剤療法(ボツリヌス療法)とHybrid Assistive Neuromuscular Dynamic Stimulation Therapy(HANDS療法)の併用  研究者名:神戸久美,堀本佳彦,伊藤竜二,庵本直矢,堀場奈央,田中創,小川鉄男

  • 第50回日本作業療法学会(2016年9月10日)

演題名:高次脳機能障害者に対する自動車運転リハビリテーションの検討  研究者名:庵本直矢,田中創,小川鉄男,稲垣亜紀,日比野新

  • 第50回日本作業療法学会(2016年9月11日)

演題名:箱づくり法からみた外傷性脳損傷者の作業遂行特徴  研究者名:伊藤竜二,落合祐貴,菅久美,田中創,小川鉄男

  • 第54回日本リハビリテーション医学会学術集会(2017年6月8日)

演題名:回復期脳卒中後片麻痺患者に対するReoGo®-Jを 使用した自主訓練の安全性及び有用性の検討  研究者名:庵本直矢,伊藤竜二,菅久美,田中創,小川鉄男

  • 第51回 日本作業療法学会(2017年9月22日)

演題名:高次脳機能障害者の実車運転における不安全行動の特徴  研究者名:田中創,庵本直矢,稲垣亜紀,深川和利,小川鉄男

  • The 1st Asia-Pacific Occupational Therapy Symposium(2017年10月20日~22日)

演題名:高次脳機能障害者の回復時期における作業遂行能力の個人内変動について  研究者名:柏木晴子,伊藤恵美

  • 身体障害者リハビリテーション研究集会2017(2017年11月9日)

演題名:高次脳機能障害者の自動車運転リハビリの一例  研究者名:一色めぐみ,田中創

  • 身体障害者リハビリテーション研究集会2017(2017年11月9日)

演題名:自立支援施設でのADL・IADLにおいて生じる課題と作業療法の役割について  研究者名:青山奈央子

  • 第17回東海北陸作業療法学会(2017年11月19日)

演題名:慢性期片麻痺患者にBTX-A投与後に複合的訓練を実施した一例  研究者名:小林直樹,庵本直矢,森田勝,田中創,伊藤竜二,稲垣亜紀,小川鉄男

  • 第17回東海北陸作業療法学会(2017年11月19日)

演題名:ドライブレコーダーを用いて運転再開支援を行った一例  研究者名:伊藤竜二,田中創,伊藤恵美

  • 第17回東海北陸作業療法学会(2017年11月19日)

演題名:1日3時間の外来CI療法により職業関連動作を獲得した一症例  研究者名:森田勝,田中創,伊藤竜二,久田基喜,稲垣亜紀

  • 第7回日本ロボットリハビリテーションケア研究大会(2017年11月19日)

演題名:回復期における脳卒中後の上肢麻痺に対してロボット療法とCI療法を組み合わせた治療を実施した1症例  研究者名:庵本直矢,竹林崇

  • 第4回運転と作業療法研究会(2017年12月2日、3日)

演題名:客観的評価を用いて自動車運転再開支援を行った事例  研究者名:吉原理美,田中創,伊藤恵美

  • 第2回 安全運転・医療研究会(2018年1月21日)

演題名:ドライブレコーダーからみた高次脳機能障害者の運転行動特徴  研究者名:田中創,伊藤恵美,吉原理美,稲垣亜紀、深川和利,小川鉄男

  • 第26回 愛知県作業療法学会(2018年5月6日)

演題名:運転診断機能を有するドライブレコーダーの使用経験  研究者名:田中創,伊藤恵美,吉原理美,稲垣亜紀,深川和利,小川鉄男

  • 第59回日本神経学会学術大会(2018年5月26日)

演題名:高次脳機能障害者に対する自動車運転再開支援  研究者名:吉原理美,田中創,伊藤恵美,稲垣亜紀,堀本佳彦

  • 第59回日本神経学会学術大会(2018年5月25日)

演題名:上肢訓練ロボットと随意運動介助型電気刺激を併用し機能改善を認めた脳卒中片麻痺患者  研究者名:伊藤竜二,堀本佳彦

  • 第52回日本作業療法学会(2018年9月8日)

演題名:高次脳機能障害者の実車運転における車両挙動の特徴  研究者名:吉原理美,田中創,伊藤恵美

  • 第52回日本作業療法学会(2018年9月8日)

演題名:回復期における脳卒中後上肢麻痺に対する修正CI療法とロボット療法の併用  研究者名:庵本直矢,竹林崇,緒方奈菜,小川鉄男

  • 第52回日本作業療法学会(2018年9月8日)

演題名:回復期における脳卒中後上肢麻痺に対する修正CI療法とロボット療法の併用  研究者名:庵本直矢,竹林崇,緒方奈菜,小川鉄男

著籍

  • 作業療法とドライブマネジメント(168-169)   文光堂

    藤田佳男(編著)、澤田辰徳(編著)、田中創、吉原理美