課題番号2018002

ページ番号1001456  更新日 平成31年4月9日 印刷 

研究課題

当院における歩行運動処置に関する考察

研究責任者

名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院 第1リハビリテーション部 理学療法科
理学療法士  田島資子

研究組織

名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院 第1リハビリテーション部 理学療法科
理学療法士  辻朋浩、伊藤寛之、鈴木美紗、近藤穣
名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院 第1リハビリテーション部長 
医師     小川鉄男

研究期間

平成30年5月16日~平成31年3月31日(予定)

対象者

平成30年1月1日〜平成31年3月31日に歩行運動処置を開始し、終了した患者

利用する情報

基本情報(年齢、性別、疾患名、発症後期間、身長、体重)、形態計測(周径)、身体機能(筋力)、歩行能力(2分間歩行、10m歩行速度、Timed up and Go test)、その他(Life-Space Assessment、カナダ作業遂行測定)、有害事象

情報の管理

当事業団における個人情報保護方針に沿って管理を行う

研究目的

平成28年度より、ロボットスーツHAL(Hybrid Assistive Limb)による歩行運動処置として診療報酬算定が認められ、進行性神経難病患者においてはその症状進行を緩徐にする手段として有効とされている。治験においては2分間歩行距離において、上乗せ効果が証明されている。一方で、筋肉痛や接触性皮膚炎、擦過傷などの有害事象も報告されており、歩行運動処置の実施に際しては注意が必要である。
当院においては、平成29年12月よりHALを導入し、歩行運動処置を実施している。当院における治療の安全性および有効性を明らかにすることで、効果的な運用方法を確立する一助となると考えられる。

研究方法

  1. データの取得方法
    対象者の下記データを電子カルテより取得する。
    (1)基本情報:年齢、性別、疾患名、発症後期間、身長、体重
    (2)形態計測:周径(大腿、下腿)
    (3)身体機能:筋力(膝関節屈曲・伸展)
    (4)歩行能力:2分間歩行(距離、心拍数、Borg scale)、10m歩行速度、Timed up and Go test
    (5)その他 :Life-Space Assessment、カナダ作業遂行測定
    (6)有害事象
    *(2)(3)(4)は、入院前、入院時、歩行運動処置前、歩行運動処置後、退院時、退院後のデータを取得する。
    *(5)は入院前、退院後のデータを取得する。
  2. 分析方法
    上記項目について、歩行運動処置の前後比較をする。また、疾患別リハビリテーションと歩行運動処置の効果を比較する。
    さらに、有害事象について検討する。

本研究に関する連絡先

名古屋市総合リハビリテーションセンター附属病院 第1リハビリテーション部 理学療法科 近藤 穣
愛知県名古屋市瑞穂区弥富町密柑山1-2
電話:052-835-3811(内線672 理学療法科)

情報公開文書

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